円満退職するための退職交渉術

退職交渉術

会社を退職をすれば多かれ少なかれ職場に迷惑をかけてしまいます。必要となる事務手続きの他に関係する人々とのコミュニケーションが大切です。自分が抜けると残った人の仕事が増えますし、上司は新しい人員を補充して一から育て直さなければならないからです。今までお世話になった人々に失礼のないように、かつスムーズに執りおこなう必要があります。

退職交渉を行うタイミング、最初に話を切り出すべき人、引き止めにあった際の対処法など、退職時にトラブルにつながらないよう、円満退職のコツについて押さえておきましょう。

円満退職できない人の共通点

円満退職を目指すためには、まず円満退職ができない人の特徴を知ることが大切です。

人間関係がうまくいっていない

日頃から社内の人間関係がうまくいっていない人は退職時にトラブルが発生してしまいがちです。退職すればその人間関係もリセットできるのですが、退職というのはただ仕事を辞めればよいというものではありません。その前に仕事の引き継ぎをやらなければならないのに、人間関係がうまくいっていないとそれが円滑に行えないといった事態に陥ってしまうのです。また、人間関係がうまくいっていないために、退職を口にした途端悪い噂が社内に広がりそうで、退職を伝えられず、結果引継ぎ期間が短くなってしまい迷惑をかけてしまうというケースもあります。

退職希望日直前に退職を申し出る

退職希望日間際になってから退職を申し出るのも円満退職ができない人によく見られる特徴です。こういったケースでは人間関係に問題がなかったとしても、物理的に引き継ぎが困難になってしまいます。そうすると、自分が大変なだけでなく、引き継ぎ業務に付き合わされる相手にも迷惑をかけてしまいます。その行為が相手の不信感につながると、当然、円満退職からは遠ざかっていくわけです。

態度があいまいで退職手続きを進めない

退職を申し込んだとしてもそれを会社側がすんなりと受け入れてくれるかどうかが分からない点が問題です。強引な引き止めに遭い、そこで態度を曖昧にしていると、明確な返事をもらっていないからと上司が退職手続きをとらず、後々トラブルになるケースもあります。また在職企業の退職を先延ばしにしてしまったために、せっかく転職が決まっていた企業から内定を取り消されてしまったなどといったケースも十分考えられます。したがって、優柔不断な性格も円満退職ができない人の特徴の一つだといえるでしょう。

退職交渉術4つ

1. 退職交渉は内定後に

退職交渉を切り出すタイミングは、転職先の内定通知をもらってからにしましょう。もし内定が出る前に退職交渉に入ってしまうと、転職活動が難航した場合に困ることになるためです。

転職先が内定したら退職希望日を決め、その2カ月前に話を切り出しましょう。退職交渉は民法上では2週間前、多くの会社の就業規則上では1カ月前とされています。ただ、会社内では退職希望者が発生した場合、後任者の決定や業務の引き継ぎ、新任者の採用活動などすべき業務があるため、なるべく早めに申し出た方が良いでしょう。お世話になった会社のためにも、できるだけ迷惑がかからないよう心がけましょう。

その際に転職先にも入社日を決めておくといいでしょう。有給休暇をとりたいからと、入社日を後ろに倒しすぎると転職先にいいイメージを与えないため、内定してから自分なりに引き継ぎ期間はどの程度必要か、いつ上司にいうのか、有給はどのくらい使えそうかを考えておきましょう。

2. 誰に切り出すか

退職を希望する話を最初に誰に行うかということはマナー上とても大切です。就業時間外に直属の上司に伝えるようにしましょう。上司に伝える前に、他の同僚や部下などに伝えるのはマナー違反となります。せっかく今まで培ってきた人間関係を損なうことにもなりかねませんし、「立つ鳥あとを濁さず」という言葉もあるように、退職後も良い印象を残すようにしたいものです。

上司への伝え方は対面で伝えるのがベストですが、もし切り出しづらいという場合にはまずメールでアポを取りましょう。上司との信頼関係に関わることであると同時に、人事に関わる重要なことですのでメールなどで簡素に済ますことは御法度です。

3. 引き止めにくい退職理由を

退職交渉を行う中で、上司や関係部署の人から引き止めにあう可能性もあります。引き止められる可能性を考慮しないで退職の申し出を行うと、実際に引き止めにあった際に心が揺らいでしまうものです。引き止めにあってもしっかりと対処できるよう、あらかじめその対策を考えておく必要があります。

よくある引き止め手段

よくある引き止めの手段としては昇給や昇進を持ちかける、不満に思っている点を聞き出し、業務改善を約束するといったものが挙げられます。しかし、そうした提案は退職を取り下げてもらうための一時しのぎの方便でしかない場合が多いので注意が必要です。

退職理由に会社への不満はNG

退職の理由として会社に対する不満点を挙げてしまうと、それを改善すると言われた場合に退職の理由が喪失してしまい、返答に窮することになります。ネガティブな退職理由、例えば給与が安い、福利厚生や待遇に不満があるなどといったことである場合、相手から昇級や昇進などのカウンターオファーを出され、引き止めにあう可能性が高いでしょう。引き止められてしまうと、相手を再度説得するのに苦労する可能性もあるので、退職理由はあらかじめきちんと話せるようにまとめておきましょう。

退職理由は個人的、かつ前向きな事情を話すこと

退職理由は相手が納得してくれるような事情、つまり個人的かつキャリアアップなどの前向きな事情を話すと上司も改善策の出しようがないので引き止めづらくなります。そうして、会社側に交渉材料を与えないようにした上で、今までお世話になったことに対する感謝の言葉を述べながらも、退職の意志が固い事実をきっぱりと告げるのが円満退職のコツです。

4. 引き止められた場合の対処法

退職交渉中に万が一引き止めにあった場合にうまく切り抜ける方法を紹介します。まずは、退職するという意思を強く持つということです。上司などから残留したらどうかといわれても、断固として退職の意思を示しましょう。また、退職理由は複数用意しておくことをおすすめします。具体的には自身のキャリアアップ、家庭の事情などの個人的でやむを得ない事情がよいでしょう。立ち入った事情であれば、上司も干渉しにくくなるからです。

退職交渉はその会社における最後の重要な仕事です。今まで自分を育ててくれた会社だからこそ感謝の念を忘れることなく、そしてトラブルを起こすことのないように円滑にことを運べるように準備することが大切です。

感情的になり、いやな部分を並べて引止めを阻止しようとするのはやめましょう。もし次の転職先で何かあり、元の会社に戻りたくなっても、戻れなくなるためです。決して感情的にならず、交渉していくことが大切です。

円満退職をするために意識したい引継ぎマナー

引継ぎは余裕をもってしっかりと

無事に退職申し込みを受理してもらえたら、次に気をつけるべき点は引き継ぎを滞りなく行うことです。まず退社日まで手を抜かず責任を持って仕事をすることが大切です。どうせ退社するのだからといって手を抜いてしまうと周囲からの不信を買ってしまいます。

退社後の付き合いも考えて最後まで一生懸命な姿勢を貫くように心がけましょう。また、残された時間が少なくなって慌ただしく引き継ぎをすると漏れがでてしまいがちです。後任の人に迷惑をかけないようにするためにも、引継ぎはなるべく余裕をもって行いましょう。

有給休暇は引継ぎの進捗や上司と相談し取得する

もう1点気をつけなければならないのが有給休暇です。せっかくの権利なので退職の前に有給を消化したいと考える人は多いでしょう。しかし業務の引継ぎが終わる前に長期の有給消化に入るのはやめたほうがいいでしょう。周囲は引継ぎが間に合うのだろうかと気が気でありませんし、もう会社を辞めるからやる気がないのだと思われかねません。

有給を消化したい場合は早めに上司に相談をし、引継ぎのスケジュールを引いた上で、引継ぎが終わったあとに休みが取れるようにしっかりと計画を立てておきましょう。

以上のように、円満退職を目指すには、まず起こりうるトラブルにはどのようなものがあるかを挙げていき、それぞれの対処法について考えておくことが大切です。

円満退職でスムーズな転職を

円満退職を成功させれば上司から嫌味を言われることもなく、自分自身の精神的なストレスも軽減され、スムーズに次の仕事に移ることができるはずです。会社に不満がある場合でも、自分のために円満退職を心がけていきましょう。

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