面接アドバイス
シチュエーション別面接アドバイス
転職活動を行う上で、避けて通ることのできない「面接」。うまく面接を突破するには、限られた時間でできる限り、面接官に好印象を与えることが重要です。身だしなみはもちろん、話し方にも気を配り、スムーズに採用を勝ち取りましょう。ここでは転職を検討している人に向けて、面接で好印象を与えるために押えておきたいマナーやポイントを解説します。
身だしなみに関するチェックリスト Product Price | |||
☐ | 頭髪 | ☐ | スーツのサイズ感 |
☐ | 手先 | ☐ | シャツ・ブラウスの汚れ |
☐ | 靴 | ☐ | アクセサリーは着用しない |
☐ | 鞄 | ☐ | におい |
☐ | スーツのシワやホコリ | ☐ | メイク |
用意しておきたいもの | 用途 | |
☐ | 履歴書 | 履歴書や職務経歴書は応募企業の指示に従って用意 |
☐ |
筆記用具 | 携帯でのメモはマナーとして受け入れられないことが多いので、ペンとメモを用意 |
☐ |
印鑑 | 書類上必要となることもあるため、念のため用意 |
☐ | コンパクトミラー | 面接の前に、自分の姿・顔を再度確認できるようにする |
☐ | 腕時計 | 会社についたら時間を携帯で確認するのは避けるのが無難。腕時計はなるべく派手でないものを選択する |
☐ | 求人票 | 面接前に必要な資格や条件などの確認用に。応募のきっかけとなった求人票がある場合はできるだけ持参する |
「本日〇時から採用面接で〇〇様とお約束頂戴しております〇〇です。お手数ですが、お取り次ぎいただけますか?」 |
・自分の名前 ・訪問の目的 ・取り次ぐ相手 |
会場や会社へ到着したら、まずは受付へ「名前」「目的」「相手」を伝えます。受付の指示に従い、待つ必要があるならば見える範囲で服装を確認し、姿勢を正して待ちましょう。受付での、様子や振る舞いは採用の評価へ繋がることがあるため、受付から面接が始まっていることを認識しましょう。
企業の面接に来たとき、受付で話す言葉にも注意しましょう。「面接でないから気を抜いても大丈夫」と考える人もいます。しかし、会場に入った以上、何が減点材料になるかは予測できません。仮に面接官が受付担当者に「志望者の様子を報告してほしい」と伝えていたら、受付での言動も評価に加えられてしまいます。また、たまたま社員に受付を見られていて「失礼な人がいる」と思われると、どこで伝わってしまうかわかりません。丁寧な言葉づかいで受付を済ませるようにしましょう。
まず、基本的には「本日〇時から採用面接で〇〇様とお約束頂戴しております〇〇です。お手数ですが、お取次ぎいただけますか?」でかまいません。ただし、場合によっては台詞を変えましょう。
早めに着きすぎたときは「早く来てしまい申し訳ございません」と頭に付け足します。そうすると、待合室に通されるのが一般的です。そのほか、受付担当者に対してもお辞儀をしたり、質問に答えてもらった後でお礼をいったりするのを忘れないようにします。謙虚な姿勢を崩さず、礼儀正しくしようと注意していれば自然と態度はやわらかくなるはずです。
寒い時期はスーツの上にコートを着用する人が多く見られますが、会社に入る前にはコートを脱いでおくことがマナーです。コートを着たまま会社の中に入らないように、十分注意しましょう。また音楽を聞いていた場合には、会社の中に入る前にイヤホンも外し、鞄の中に入れておきましょう。
社会人として当然ですが、アポイントに遅刻するのは厳禁とされているように、面接でも遅刻は厳禁です。開始時刻の10分前にはオフィスビルに到着し、受付にて面接に来た旨を伝えるのは5分前を目処に余裕を持って行動するのがいいでしょう。
仮に早く着きすぎてしまった方は面接場所近くで履歴書の見返しや、志望動機の確認、企業のHP等最終確認をするといいでしょう。
余裕を持って行動していても、交通機関の乱れなど予期せぬ事態で面接に遅れる可能性がある場合は必ず先方に連絡しましょう。タイミングとしては面接に遅れる可能性があるとわかったタイミングで連絡しましょう。
転職エージェントを使っている場合は担当のエージェントに連絡し、エージェント経由で連絡か、自分から連絡かの指示をあおぎましょう。
スマホを確認したり、本を読んだりするのはやめましょう。可能な限り背筋を伸ばし姿勢をよくして、面接の順番を待ちます。足を組んだりや腰を前に出しだらしなく座ったりすることも避けましょう
受付や待合室でやってしまいがちなのは、受付の方や挨拶してくれた社員の方へ横柄な態度をとったり、ポケットに手を突っ込んだまま待つことです。着席していたとしても、足を投げ出してだらしなく座ることもやめましょう。椅子には深く腰掛け、背筋を伸ばして待つことが大切です。当然のことながら、イヤホンをして音楽を聴いたり、スマホをいじったりするのは厳禁です。
面接官が上層部だと直前の打ち合わせが長引いてしまい、かなり待つこともありますが、落ち着いて待つようにしましょう。緊張しているときにやりがちなのが、身体をそわそわ動かすことです。落ち着きがないように見られてしまいます。待ち時間が長いからといって、眠ってしまう、腕組みをして待つといったことも厳禁です。
また面接開始時間が過ぎ、受付・待合室に誰も来ない場合はあなたが来たことが伝わっていない可能性もあります。再度受付に話をして面接時間に齟齬がないかの確認を行うようにしましょう。
当日の動きで面接の出来は左右されます。しっかりとスケジュールを組んで、万全の状態で面接に挑みましょう。
面接の15分前には会場に着くよう家を出ます。トイレを済ませたり、身だしなみを整えたりする時間を確保しましょう。トイレの鏡で寝ぐせ、ネクタイのゆがみなどを細かくチェックします。家を出るときは完璧なスタイルだったとしても、移動中に身だしなみが乱れるのはよくあることです。また、寝ぐせについても朝のバタバタした状況できちんと直せなかった可能性もあります。さらに、スーツに汚れやホコリがあると面接官への第一印象を悪くしかねません。念には念を入れて、一度確認したいてももう一度鏡の前には立ちましょう。
面接会場のビルで、1階に受付がある場合は10分前を目安に向かいます。そして、受付の担当者に「面接に来ました」と伝えましょう。なお、大企業場合、受付が混雑する可能性もあります。列に並んでいると、面接時間を過ぎてしまうこともありえます。余裕を持って動き、遅くとも5分前には受付を済ませておくことが大事です。そして、面接を行う階へと足を運びましょう。
一方、ビルの中に複数の企業が入っていて、面接会場のあるフロアまで行かなくてはならないときは「7分前」が目安です。7分前には企業の受付に行くよう心がけましょう。エレベーターなどで待つ可能性も考慮しておくと安心です。そして、受付を済ませた時点で5分前になっているのが理想的です。
大前提として、面接は時間どおりに行かなくてはなりません。しかし、どんなに気をつけていても仕方ない事情で遅れてしまうことはあるでしょう。そんなときはまず、先方の担当者に連絡を入れるのがマナーです。
人事部とやりとりをしていたなら「人事部の(担当者名)さまはいらっしゃいますか」と電話口で呼び出してもらい、遅刻の旨を説明しましょう。
転職エージェントを利用していて、先方の連絡先を知らないときはエージェントに連絡するのがルールです。もしもエージェントが電話に出ないならWebサイトから志望している企業の電話番号をWebなどで調べましょう。本来ならエージェントを通さなければ連絡できない決まりではあるものの、遅刻の場合はやむを得ないといえます。
万が一にそなえて、エージェントからあらかじめ企業の窓口を聞いておくのも賢明です。電話がつながったら、必ず「名前」「面接時間」「面接担当者」を伝えましょう。そして、「遅刻の原因」と「遅れる時間」をはっきり伝え、謝ります。到着後、直接お詫びしてから、それでも面接を行ってくれることに対して感謝を伝えましょう。
しかし、たとえ遅刻そのものは許してもらえても、面接時間が削られる可能性はゼロとはいえません。最初から遅刻をしないよう、当日は余裕を持って家を出ましょう。また、大規模な列車遅延など、本人にはどうしようもない事情で遅刻しているときは、電話で人事担当の判断をあおぐのが無難でしょう。
もし自分の前の人が面接をしていた場合、前の候補者が退室して自分の順番が来ても、勝手に入室してはいけません。ドアの外で待っていて、面接官が「どうぞ」と声をかけてから入室します。
前の人がおらず、すでに入室していい場合やアテンドしてくれた方から入室していいといわれた場合でも、面接室に入る前にはひとこと「失礼します」といってから入るようにしましょう。入室した後も、勝手に席に座ってはいけません。椅子の横に立って、面接官に「どうぞおかけください」と声をかけられてから、「失礼いたします」と一言言って座るようにしましょう。自分から入室する・着席するのではなく、面接官からの指示を待ちましょう。荷物などを持っていたら、椅子の脇に置きます。荷物を抱えたまま面接に臨んではいけません。
Step. 1 |
ノックをする |
Step. 2 |
入室 |
Step. 3 |
最初の挨拶 |
Step. 4 |
着座 |
面接室に入る前にはノックをすることがマナーとされていますが、ただ、ドアを叩けばよいというわけではありません。まず、タイミングについてですが、ノックとドアを開けるのが同時になるような行動は避けましょう。ノックをしてからすぐに入るのではなく、ノックの音を聞いた先方が「どうぞ」と声をかけてから入室するようなタイミングを取ります。
ノックする強さに関しては、乱暴に感じさせるような強すぎるノックは印象を悪くします。反対に弱すぎるとなかの人に聞こえないため注意が必要です。落ち着いて適度な力でノックするようにしましょう。
面接会場によっては、ドアがない場合もあります。ドアがないとノックをすることはできませんが、代わりにしっかりと一礼をし「失礼します」と言ってから入室するようにしましょう。また、ドアはあるものの最初から開いた状態となっているときにも、一礼をしてからの入室がいいでしょう。さらに、入室した後、「ドアは閉めたほうがいいでしょうか」と面接官に聞き、判断をあおぐことも気遣いある行動となります。
加えて、ノックの回数については日本では3回が主流となっています。これ以上少ないと軽い対応に感じられることがあり、反対に多すぎるノックはしつこい印象を与える可能性があるからです。
ただし、世界標準とされているプロトコールマナーでは、ビジネスの場などで目上の人などに向けたノックは4回が適しているとされています。プロトコールマナーでは、3回は友達や家族など親しい関係の人に対するノックの回数とされており、そのため国際基準で判断する外資系企業のなかには、4回を適正回数と考えるところもあります。3回にすべきか4回にすべきか迷うケースもありますが、大幅にマナーにずれた回数にしなければ大きな問題とはならないでしょう。ノックの回数が1回少なかったために不採用になるのではないかと深刻に考える必要はありません。
乱暴な印象を与えないためにもドアはそっと閉めましょう。また閉める時は後ろ手にならないように注意します。
面接官の目や顔に視線を向けて、ハキハキと挨拶します。入室時は「敬礼」を意味する30度程度傾けるお辞儀をするのがマナーです。
面接室に入って面接官と最初に顔を合わせるときの第一印象はとても重要です。入室時からきちんとマナーを守って行動しましょう。「失礼します」と声をかけて入った後はお辞儀をすることも大切です。
・最敬礼 ・敬礼 ・会釈 |
お辞儀と一言でいっても上半身を傾ける角度によって「会釈」「敬礼」「最敬礼」と大きく3つの種類があり、状況に応じてお辞儀の種類を変えなければいけません。
入室時に適したお辞儀は敬礼です。敬礼は一般的なお辞儀とされていて、上半身を傾ける角度は30度となります。さらに、お辞儀は退室時、自己紹介や面接の終了時にも必要です。退室時のお辞儀は入室時と同じく敬礼をし、自己紹介や面接の終了時には45度傾ける最敬礼をするように意識しましょう。
お辞儀は基本的に日本の文化であるため、面接官が外国人であった場合には対応が変わってくることもあります。お辞儀の代わりに握手をすることが国によっては一般的な挨拶の方法です。握手をする際にはきちんと面接官の顔を見て、弱々しく頼りない印象を与えないようにしっかりと握ることがポイントとなります。
面接官や面接時間によりますが場合によっては、開始予定時間となっても面接する担当者が忙しく、面接部屋に入室後、待たなければいけないケースも多々あります。
入室後、面接官を待つ場合は「下座」で待つようにします。「上座」とは一番入り口から遠い席、「下座」とは入り口に一番近い席を指します。面接官などから指定や案内がない限り、「下座」にて待つようにしましょう。
待ち時間を使って再度話すべき内容を整理し、面接に向けて気持ちを落ち着けることも大切です。また、待っている間に履歴書を出しておくと、スムーズに面接を始めることができるようになります。ただし、待っている時間の態度をチェックされていることもあるため、行動には気を付けましょう。携帯やスマホを触って待つことは避けなければいけません。原則、携帯などの電源は会場に着いたときに切っておくことがマナーです。
また面接室では席に座らずになるべく立って待つようにしましょう。入室の案内を受けた際に座って待つように勧められたのであれば着席していても構いませんが、面接官が入ってきたときには必ず立って迎えましょう。さらに、その際には「本日はよろしくお願いします」と、しっかりと挨拶を行うようにしましょう。
・言葉遣いに注意し、明るくハキハキと話す ・携帯電話の電源はOFFに ・面接官の指示に従い、名刺を差し出されたら受け取る |
次に面接中のマナーです。面接中は、常に姿勢を正すことを意識しましょう。話しているうちに、前のめりになったり、浅く腰掛けがちになります。いったん座ったら、なるべく身体は動かさないようにして話すのがポイントです。話をするときは、相手の方を見ながら話します。面接官が何人もいる場合は、質問してきた面接官の方に身体ごと向けて、きちんと顔を見て答えるようにしましょう。
受け答えは、必ずしも即答しなくて問題ありません。すぐに答えようと思って焦ってしまう人がいますが、短時間であれば考えてから答えるようにしましょう。語尾までしっかり聞こえるように話すのもマナーです。英語面接など自分の主言語ではない場合は、小声になったり、ボソボソと話してしまいがちです。面接官に聞き直されることがないように注意しましょう。
自分の意見を伝えられるよう、明るい表情を心掛けましょう。仮に面接官から親しく接してもらっても、節度を持って対応することがマナーです。変になれなれしい態度で接することのないようにしましょう。なお、質問の受け答えは変な回答になってしまわないよう、焦らずにするのも大事です。
面接中に鳴ってしまわないよう、携帯電話の電源はOFFにしましょう。待ち時間の最中でも、他の面接者に迷惑を掛けることがないよう受付に入る前には電源を切ります。マナーモードであっても、何らかの音が鳴ることもあるため電源を落としておきましょう。
採用の可否を決める重要な面接では、質問の回答内容だけではなく、すべての振る舞いもチェックされていることが通常です。たとえば、転職の面接では先方から名刺を差し出されることがあります。このような際には、自分の名刺を同じように先方に差し出す必要はありません。
ただ差し出された名刺は両手を使ってしっかりと受け取ることが大切です。また、受け取った名刺はすぐにしまってはいけません。通常の打ち合わせと同様に、面接の最中も自分の左に置いておき、複数枚受け取った場合であれば座っている人の順番に並べておくことが基本です。このように、ひとつひとつの行動においても正しいビジネスマナーで対応することは大切となります、このため、面接の開始前から終了時にかけて気を付けておくべきマナーのポイントはきちんと押さえておくようにしましょう。
名刺の受け取り方ポイント・面接官から名刺を渡された場合は、立ち上がって受け取る |
椅子に座る姿勢によって先方に与える印象も変わってきます。面接中の座り方として適しているのは椅子に浅く腰掛ける姿勢です。また、手をぶらぶらとさせておくと落ち着きのない印象を与えるため、きちんと膝の上に置いておくことも大切なポイントとなります。
男性と女性とでは手を膝にのせるスタイルの適した形が異なるため、気を付けましょう。
足の構えも男女で違うため、知っておくと安心です。
転職面接では企業によって一度の面接で面接官が変わり、面接を2回やる場合があります。面接官が変わる際には、しっかりと立ち上がり「ありがとうございました」と御礼をし、面接官がドアを閉めてから着席するようにしましょう。次の面接官がドアを開けたら、立ち上がり「よろしくお願いします」と挨拶をします。
もし次の面接官がすでに面接室の外にいることがわかる場合は御礼の挨拶をした後、着席はせずに、立ったまま次の面接官に「よろしくお願いします」と挨拶をしましょう。
外資系の転職面接でも、基本的には日系企業と注意事項は変わりません。社会人としての常識にのっとり、面接官に好印象を与えるよう努力しましょう。
・貧乏ゆすりや顔・髪の毛を触る |
「貧乏ゆすり」や過剰に「顔や髪をさわる」といった行為はマイナスに働きます。こうした行為は神経質に見えるうえ、面接に集中していないと思われてしまいます。面接中は背筋を伸ばし、落ち着いて話すようにしましょう。
「うつむき加減で話す」のもマナー違反です。面接官は志望者の態度を細かく見ています。面接官と目が合わないと失礼になるうえ、自信なさげに映るでしょう。一方で、目をまっすぐ見るのも威圧的な印象になりかねないので、面接官の首元あたりを見て話すのが得策です。
意外にも忘れる人が多いのは「基本的な挨拶」です。面接では話す内容で頭がいっぱいになり、「失礼します」「ありがとうございました」が抜ける志望者もいるので気をつけましょう。
面接中に携帯が鳴ってしまうのも評価を落とします。マナーモードですらリスクがあるので、電源を切っておくのが無難でしょう。
面接官との会話では「話題を続ける」ことを意識しましょう。一方的に長々と話しても何が言いたいのが分からなくなることがありますし、「はい」「いいえ」だけであっさり質問を片づけてしまうのも厳禁です。
マスクを着けたまま面接に臨むのは極力控えましょう。面接中はもちろんのこと、受付であってもマスク着用はマナー違反です。
花粉症や風邪でやむを得ない状況である場合は、そもそも面接に行くことを控えましょう。
面接の場で、お茶や、ペットボトルの水を求職者に振る舞う企業は増えています。飲むか飲まないかはあまり重要ではありません。大事なのは、頂いたものに対してしっかりお礼の言葉を述べることです。無言のまま受け取るということがないように気を付けましょう。
Step. 1 |
お礼を伝える |
Step. 2 |
お辞儀 |
Step. 3 |
退室 |
退出のマナーには、大きく分けて「お礼」「お辞儀」「面接会場から退出」に分けることができます。感謝の気持ちを態度や表情に示すことは面接官への印象を上げるために効果的です。面接自体が終了しても、面接後の所作1つで採用の合否が変わることもあります。丁寧な行動を心掛けお互いが気持ちよく面接を終えられるようにしましょう。
面接が終了したら、「感謝の意」を座ったまま伝えます。立ち上がったら軽くお辞儀をし、ドアへ向かいましょう。
面接官に良い印象を与えたいなら、面接を始める前、終わった後、さらには面接会場を出てからも気を抜かずに気遣いのある対応するようにしましょう。面接の最初には、忙しい中で時間を割いてくれている面接官に対して「本日はお時間をいただきありがとうございます」ときちんと挨拶をすることがマナーです。
面接の最後も同じく挨拶は重要なポイントとなります。「貴重な面接の機会をいただきありがとうございました」と感謝の気持ちを忘れずに相手に伝えておきましょう。面接を終えて帰った際などには、お礼のメールを送ることも好印象を与えるための行動です。御礼のメールは、面接時の印象が残っている当日中に送ることが効果的となります。転職エージェントを利用している場合であれば、面接後すぐに電話で転職エージェントへ連絡をし、面接の感触を報告しておくようにしましょう。
退出時のお辞儀は、「最敬礼」を意味する45度のお辞儀をします。状況に応じてお辞儀を使い分けていきましょう。
入室時同様、乱暴にならないよう静かにドアを閉めます。会社やビルを出るまでが面接という気持ちで、「退出直後に携帯を触る」「周囲と大声で話す」など、気を抜いてマナーを感じられない行動をとらないようにしましょう。
面接を受ける際にまず注意しなければならないのが、身だしなみについてです。身だしなみは第一印象を左右する重要なポイントになるため、きちんと整え清潔感を重視して、面接に臨みましょう。清潔感があるからこれで大丈夫と主観的に判断するのではなく、客観的に自分を見て清潔感があるのかどうかを確認しましょう。
項目 | 注意点 | |
☐ | 頭髪 | 前髪が目にかからないようにし、表情を見えやすくする |
☐ | 手先 | 爪が伸びすぎていないか確認 女性の場合は、派手なマニキュアの色を避ける |
☐ | 靴 | 汚れやほこりを落とすこと かかとを踏まないようにする |
☐ | におい | 食事のにおいやシャツの着回しには注意する |
☐ | 鞄 | A4サイズの書類が入る自立タイプの鞄が良い |
☐ | メイク | 派手になりすぎないようにすること |
☐ | しわやホコリ、汚れに気を付ける |
ジャケットのしわやホコリはないようにしておく。シャツ・ブラウスの袖口や衿の汚れに気を付ける |
☐ | サイズ感 | 大きすぎて裾が余っていたり、小さくて袖が足りていたりしないか注意すること |
☐ | アクセサリーの着用は避ける |
時計の着用は可能だが、高級だと一目で分かるものやブランド名が派手なものは避けること |
面接での服装はスーツの着用が基本です。ただし、先方から服装は私服でいいと言われることもあります。面接は私服でいいと言われたとき、企業は私服を通して本人の個性や服装マナーを確認したいという意図を持っていることもあります。また、できる限りリラックスした雰囲気のなかで本人と会ってみたいと考えているケースもあるものです。
☐ | 清潔感を意識する |
スーツと同様清潔感を心掛けること 特にしわやシミのないようにする |
☐ | ジャケットの着用や襟付きの物を心掛ける |
私服での面接では、シンプルかつ清潔感を意識しカジュアルにならないようにする。 ジャケットの着用を心掛け、夏であればポロシャツなど襟付きの物を着用すること。 |
☐ | 普段着にならないように注意 | Tシャツや短パン、スウェットなどはビジネスの場にふさわしくないため、避けること。 |
☐ | 履くものに注意する | ブーツやサンダルなど、カジュアルなアイテムは避ける。 ビジネスの場にふさわしい革靴やヒールなどを選ぶこと。 |
転職面接では、忘れ物にも注意が必要です。出かける前にきちんと持ち物チェックして、面接会場で慌てないようにしましょう。持ち物をきちんとそろえていると、面接にきちんとした態度で臨んでいることがわかります。
履歴書 面接で必要になる物としては、まず履歴書があります。面接時に提出するように言われている場合は、すぐに取り出せるようにしておきます。「記載事項に不備がないか」「写真の貼り忘れがないか」もチェックしましょう。あらかじめ履歴書を送っている場合でも、コピーを取っておいて持参するといいでしょう。面接官は履歴書を見ながら質問してくるので、面接前にチェックすることができます。PDFなどのファイル形式ではスマートフォンでもチェックできますが、控室など応募先企業で面接前にスマートフォンを見ていることはマイナスイメージにつながりますので、コピーで持参するのがいいでしょう。 |
筆記用具・ノート・手帳 ノートや筆記用具、手帳も準備します。面接時に簡単なアンケートを記入したり、重要な伝達事項・NDAの記入をする可能性があります。 筆記用具はビジネスマンとして最低限の持ち物なので、他の応募者や面接先の会社に借りることがないようにしましょう。筆記用具は、ペンだけでなく鉛筆と消しゴムも用意しておきましょう。簡単な筆記試験など事前に言われていなかったものの、急遽鉛筆で書き込まなければならないことがあるかもしれません。 またメモ帳程度でよいので、ノートも用意しておきます。次回の面接の指示を受けることもあるので、スケジュール確認ができるように手帳も持参するといいでしょう。もちろん現在働いている場合、オンラインでスケジュールを管理している、という方もいるでしょう。その場合は、改めて連絡をさせていただくなどその場で安易に回答しないようにしましょう。先方のスケジュールに合わせることはもちろん大事ですが、その場で回答し、後々スケジュールを変更するのはやめましょう。 |
印鑑 忘れがちですが、最終面接の場合は契約書にサインする、最終面接でなくともNDAに印鑑を押すといった場面があるかもしれないので、印鑑も持参しておくと安心でしょう。 |
折り畳み傘 折り畳み傘も必須です。1日に何社も面接を受ける場合は、急な雨に見舞われることもあります。濡れたスーツや乱れた髪で面接に臨むのはよくないので、きちんと傘を用意しておきましょう。 |
コンパクトミラー コンパクトミラーも用意しておくと便利です。待合室で順番を待っている間などに、身だしなみを整えることができます。面接前に、髪の乱れやネクタイの乱れ、スーツの汚れをチェックしておくといいでしょう。応募先企業のトイレでチェックすればいいと考える方もいらっしゃいますが、必ずしも応募先企業が入居しているフロアにトイレがあるとは限りません。またセキュリティの高いオフィスだと社員証をかざさないとトイレに入室できないこともありますので、コンパクトミラーは所持しておくといいでしょう。 |
腕時計 面接では、腕時計を身につけておくと便利です。スマホが普及してきたため、時間の確認はスマホでして腕時計をしない人もいるでしょう。しかし、面接でスマホを使うわけにはいきません。応募先企業に入る前にスマホは電源を切って、かばんにしまいましょう。 腕時計を身に着けておくメリットは面接中に時間確認をすることができることです。面接時間経過を確認できないまま、アピールしたいポイントを言えないまま面接が終わってしまったというのはよくある話です。さりげなく時間をチェックし、面接の残り時間を把握しながら進めることができるという点で腕時計はつけておいたほうがいいアイテムといえるでしょう。 時計は、面接にふさわしいオーソドックスなタイプを選んだほうがいいでしょう。デザインがカジュアルすぎるものやスポーティすぎるものは面接にはあまり向いていません。 |
求人票 応募のきっかけになった求人情報があれば、それも持参しておきましょう。応募したポジションの必須スキルや仕事内容を面接前に確認することができますし、給与や職務、採用条件などについて面接で聞かれることがあるかもしれません。 |
一般的には転職活動では集団面接をすることはあまりありません。ただし、いざというときに備えて、就活同様に集団面接となった際のポイントも押さえておくようにしましょう。
集団面接が個人面接と最も異なる点は、面接官と会話をする人が複数いるという点です。自分が話しているときだけ気を張るのではなく、ほかの人がどう話しているのかを聞いておくことも大事な対応となります。就職活動時と同様、自分だけではなく、相手の話もきちんと聞いているかが、他者への気遣いや、協調性、コミュニケーション能力の判断材料となるケースもあります。
また、きちんと聞いていることをアピールするためにうなずくことばかりに気を取られていると、急に話を振られる可能性もあるため注意しなければいけません。集団面接では、ほかの人が話した内容や発言について、どのように考えるか意見を求められる場合もあります。表面的なアピールだけではなく、集中力を切らさないようにしながらしっかりとすべての会話に耳を傾けておくことが大切です。
日系企業では、面接後に担当者へとお礼メールを送る習慣があります。外資系企業相手でも「やってはいけない」ということはありません。送らなくてもマイナスにはならないものの、送ってプラスに働く可能性はありえます。それに、面接だけでは不安が残る場合には、メールで自分がアピールできなかったポイントを補足するのもひとつのアピール方法です。エージェント経由で企業とやりとりしていたなら、伝えてほしい内容を電話で告げましょう。なお、お礼メールはなるべく早く送るのが鉄則です。面接当日、可能であれば直後に送りましょう。
面接お礼メールの例文です。お礼メールもビジネスメールの一種にはかわりないので、挨拶に始まり署名に終わる体裁は崩さないよう心がけます。また、単純にお礼を述べるだけでなく、自己アピールになる内容を意識しましょう。さらに、長文になりすぎないことも大切です。
●●株式会社 本日はお世話になりました。 お忙しい中、面接のお時間をいただきありがとうございました。 ○○様から貴社の経営理念、会社の雰囲気などを教えてもらったことで、自分が働かせていただくイメージを強く抱けました。 とり急ぎ、面接のお礼をさせていただきたく、メールをいたしました。 △△ |
ポイント ① タイトルには「いつ、だれが、何の要件で」を分かるように |
転職面接を辞退する場合は、すぐにメールで連絡をしましょう。電話で伝えるのも悪くはありません。しかし、電話だと記録が残りにくいというデメリットがあります。
担当者とつながらず誰かに伝言を頼んだ場合、万が一相手が忘れてしまったら用件が伝わりません。メールによって形を残しておくと、後々のトラブルが起こりにくくなります。なお、辞退といえども基本的には面接に進ませてもらったことへのお礼が中心です。そのうえで、自分のキャリアをよく考えた結果、辞退させてもらいたいという流れで書くのがいいでしょう。最初に挨拶、最後に記名があるのは通常のビジネスメールの通りです。間違っても、先方のせいで辞退した、と解釈できるような文章にはしないのがポイントです。
●●株式会社 お世話になっております。△△です。 このたびは面接のご連絡をいただきありがとうございます。 誠に申し訳ございませんが、自分の将来を再考いたしました結果、貴社の面接を辞退させていただきたく申しあげます。お時間を割いていただいたにもかかわらず申し訳ございません。 末筆ながら、貴社のますますのご発展を心よりお祈り申しあげます。 △△ |
面接の日を決める場合には、「都合のよい日を教えてください」と聞かれることが多いでしょう。このとき早く面接を受けたい気持ちから連絡をもらった次の日を指定するのはマナー違反です。
早く面接を受けたい気持ちはわかりますが、次の日の面接官のスケジュールが空いていることはほぼ稀です。「いつでも希望日を伝えてください」と言われても、相手先のことを考えて希望を伝えるのがマナーです。
先方から指定された日から選択する場合は、基本的には連絡があった次の週から都合のよい日を選びましょう。いくつか希望日を入れられる、こちらから先方に希望日を自由に送ることができる場合は、連絡があった次の週とその次の週で、いくつか候補日と時間を出すのがよいでしょう。
また、候補日を出したら、なるべくその日時には他の予定を入れないようにしておきます。日時が確定するまで、何日も予定を空けておかなくてはならないのは大変ですが、相手先に合わせることも大事です。いったん日時が決まった後に急に予定変更されることもあるので、柔軟に対応できるようにしておきましょう。
逆に、先方が「すぐにでも面接を実施したい」と言ってきた場合には、なるべく早いタイミングで日程調整します。せっかく相手が興味を持ってくれているのですから、相手の都合を聞いてそれに合わせ、できるだけ早い日程を組みましょう。いずれにせよ、日程調整をするときは、最大限相手先に合わせることが大事です。予定を聞かれたら、「御社のご都合のよい日はございますか」と先に質問するのもよいかもしれません。
☐ | 「御社」「貴社」の使い分け |
口語では「御社」を使い、文語では「貴社」を使用します。 |
☐ | 敬語をしっかり使い分ける |
「尊敬語」・「謙譲語」・「丁寧語」を混同しないように気を付けましょう |
☐ | 一人称は「私」で統一する | 「僕」や「俺」はビジネスの場ではふさわしくないとされています。極力、「私」で統一しましょう。 |
☐ | 「こちらのほう」など誤った敬語を使わない | アルバイト敬語のような、間違った敬語を使わないように注意する。 |
☐ | 「ご苦労様です」「了解です」など 目上の言葉を使わない |
「お疲れ様です」が一般的。目上の人間が使用する言葉は面接で使わないようにしましょう。 |
✕ | 〇〇様はおられますか? |
〇 | 〇〇様はいらっしゃいますか? |
✕ | 〇〇様でございますか? |
〇 | 〇〇様でいらっしゃいますか? |
✕ | お世話様です。 |
〇 | お世話になっております。 |
✕ | 〇〇を担当させていただいております。 |
〇 | 〇〇を担当しています。 |
好印象を与える話し方のポイントは、「聞きやすい声で明るくハッキリとしゃべる」ことが挙げられます。小さい声でボソボソとしゃべると、暗く覇気のない印象を与えるおそれがあるので注意しましょう。また、面接中は気持ちが緊張しやすく、早口になってしまう人も珍しくありません。早口になりがちな人は気持ちを落ち着けて、ややゆっくりと話すことを意識すると良いでしょう。
話すときは抑揚をつけることもポイントです。相手に熱意ややる気が伝わるように、うまく抑揚をつけてしゃべることを心掛けましょう。それに加えて、面接で質問を受けた際は、「ポジティブな内容」を意識することも大切です。ネガティブな内容ばかりを口にしたり、前職の批判をしたりすることは避けた方が無難でしょう。前向きで向上心を感じさせるような回答をすると、好印象を与えやすくなります。
面接の最後には逆質問を行う時間が設けられるケースが多く見られます。逆質問は自分の印象を強めるための絶好のチャンスです。面接前にやる気をアピールできる質問内容をきちんと考えておきましょう。
自分のスキルを活かしてキャリアアップを目指す人にとって、成果主義の傾向が強い外資系企業はメリットが多く、高い人気を集めています。なかでも、英語力に自信があって外資系企業への転職を志望している場合は、英語力を活かせるシーンについて質問をしてみるのも良いでしょう。英語が話せるグローバル人材は需要が高く、面接官の興味を引きやすくなります。過去に留学経験や海外での就労経験がある場合は、その時のエピソードを質問事項に交えて話すと、効果的に英語スキルをアピールできます。
面接終盤やプライベートな話題に話になった際に、緊張感がなくなり、言葉遣いがあらくなる、友達のように話すといったことはやめましょう。もし採用した場合に、取引先にも初対面からなれなれしく話すのではないかと面接官はいい印象を抱かないでしょう。あくまでも面接であるということを意識し、適切な敬語を使い話すようにしましょう。
面接中に話をするときには、きちんと聞いていることを相手に伝えるためにも、しっかりと相手の目を見ることが大切です。複数の面接官がいるときには、話をする人が変わるたびに体の向きを変えて、そのとき話している人の目をしっかりと見つめるようにします。ただし、過剰に目だけを強く見つめ続けると相手に圧迫感を覚えさせてしまうこともあるものです。このため、基本は目を見つめながらも、適度に眉間や鼻、口元などに目をそらしつつ、相槌を打って話すとスムーズな対応となります。
面接シーンでよく聞かれることも多いのが「その企業を志望した理由」についてです。面接官に志望動機について尋ねられた場合は、前向きかつ具体的にどのような仕事をしたいのかを話せると、良い印象を与えやすくなります。ポイントは、漠然と「社風や仕事内容での魅力に惹かれました」と回答するのではなく、自分がその企業で「何をしたいのか」「どんなことにチャレンジしたいのか」を明確に伝えることです。例えば、「御社の企業理念に感銘を受けて、前職の仕事で得たスキルを活かしたいと思いました」という内容に加えて、「具体的にはこんなことにチャレンジしたいと考えています」というように、将来のビジョンを明確に伝えると、入社意欲をアピールできるでしょう。また、好印象を与えるには、逆質問を積極的に行うこともおすすめです。仕事内容や社内の雰囲気などの基本情報だけではなく、「入社前に勉強しておいた方が良いこと」「将来リーダーになりたいが評価制度はどうなっているのか」などの質問をすると、熱意が伝わり、好印象を与えやすくなります。
面接前に自分なりに「これだけは言いたい」と考えておくことは非常に大切ですが、一人で話し続け、会話が一方的になってしまうことは避けましょう。面接官からの質問に対して短く簡潔に答えながら、面接官との会話をするよう心がけましょう。
英語の面接などで質問の意図がわからない場合は、一度自分の中で整理をして、「その質問はこういった意味でしょうか?」と聞くのも大切です。あわてて回答してしまい、面接官に会話のキャッチボールができない人だとネガティブな印象を与えないようにしましょう。
就職活動の際には、緊張していて当然のようにやっていたことでも転職面接になるとついうっかり忘れてしまうマナーがあります。見返してみると当然のマナーですが、何回も転職面接を受けると、惰性で面接に挑むようになってしまい、マナーが悪くなることがあります。
転職面接に関しては、新卒の就職活動よりも厳しくマナーがチェックされていると考えたほうがいいでしょう。なぜなら、社会人として仕事をしていたわけですから、ビジネスマナーの一環として面接マナーはできて当然だと思われて当然です。そのためマナーが守られていないと大きく心象が減点されることもありえるでしょう。場合によっては、仕事の能力まで疑われてしまうかもしれないので、細心の注意が必要です。
あくまで採用面接ですから、営業で顧客に対してするような気配りまでする必要はありません。ビジネスマナーとして身につけておくべきマナーやルールをしっかり身につけていることが面接官に伝わることが大切です。ただし、それまで勤めていた会社や業種によっては、カジュアルな雰囲気でマナーにあまりうるさくなかったという場合もありえます。応募する企業がカジュアルな雰囲気である場合は問題ないかもしれませんが、企業によってはそれがマナー違反だととられる可能性もあります。一般的なビジネスマナーが身についているかどうか心配な場合は、面接を受ける前に一度チェックしておくとよいでしょう。転職エージェントに頼んで、あらかじめ面接の練習をしておくのもよい方法です。
就職活動でも会社の中では全員が面接官といわれるように、転職面接でも面接前後の応募先企業でのふるまいや態度などは見られていますので注意しましょう。
入室や着席、退出のタイミングは面接官の指示に従うことが基本です。指示がないのに勝手に入退室をしたり、席に座ったりしないように気をつけましょう。
携帯電話は応募先企業のビルに入る前に必ず切り、胸ポケットやスーツのポケットに入れるのではなく、鞄の中に入れておくといいでしょう。面接中に携帯電話が鳴ることはあってはならないことですが、マナーモードでも静かな面接中では鞄の中に入れていたとしても目立ちます。また面接官が来るまでの間ならと携帯電話でメールチェックをして仕事をする方もいますが、面接官からすると、ただ携帯を触っているようにしか見えず悪い印象につながります。必ずビルに入る前に電話を切っておき、面接に集中するようにしましょう。
シチュエーション別面接アドバイス
印鑑の押し間違いがないよう、押印の押し方を確認しましょう
メールアドレスはPCのものを記載するようにしましょう
証明写真を撮る際の服装・髪型・撮影場所を確認しましょう。
学歴の早見表を使って学歴を間違いなく記載しましょう。
履歴書での志望動機は文字数を意識し記載しましょう。
運転免許など代表的な資格は資格取得日もあわせて間違いなく記載しましょう。
扶養家族は企業側が所得税や社会保険料を計算するために必要ですのでしっかり記載しましょう。
職歴欄を書き際の注意すべき点やアピールできる書き方を押さえ、適切に職歴を記載しましょう。
履歴書では自己PRは志望動機と絡めて記載しましょう。
面接時のアイスブレイクで使われる趣味・特技欄もしっかりと記載しましょう。
本人希望欄の書き方を押さえ、記入しましょう
履歴書を郵送する際の封筒の書き方を確認しておきましょう
履歴書をメールで送る際のマナーと注意点を確認しましょう。
履歴書に添える添え状・送付状の書き方を押さえましょう。
履歴書を書く前に、履歴書のサイズをどれがいいか確認しましょう。
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