語学を駆使して海外企業で自分の力を試したいと考えている方も多いでしょう。海外企業への転職は、キャリアアップのためにも重要な選択肢になるでしょう。
海外企業への転職は日本支社があれば国内でも可能で、海外に出る必要がないことも多々ありますし、日本でも十分、海外企業で英語などの語学を生かした仕事やポジションを得ることができます。ここでは、どうすれば海外企業への転職を成功させることができるのか、そのポイントを解説します。
海外企業に転職を考えた場合、まず重要なのは語学であることは言うまでもありません。そして応募する企業でメインに使われる語学が何になるのかを確認しておく必要があります。
転職希望企業の本拠地や本社が英語圏なら英語が話せれば問題ないでしょう。もし中国語やスペイン語、フランス語など英語圏外の場合でも、英語は世界共通語なのでどこの国の企業で働くにしろ、英語は必須と考えたほうがいいでしょう。さらに、英語に加えて現地語が話せるとよりいっそう有利となる可能性があります。
海外企業で働く場合、英語力はどの程度必要になるのでしょうか。英語が流暢でなくても、職種や業界によっては海外企業で働ける場合もあります。例えば日本人相手のコールセンターなど、顧客がほぼ日本人の場合であれば英語が日常会話レベルでも働ける可能性があります。
逆にシニアのポジションや海外にある本社とのやり取りが頻繁にあるポジションになると、会話やメール、プレゼンテーションも英語で求められるため、高いものが要求されるでしょう。
海外企業で必要な英語力はこちらの記事で詳しくまとめています。
外資系で求められる本当の英語力
語学はあくまでも業務を円滑に進めるためのツールであり、より重要なのは実際の業務を遂行し業績を上げるためのスキルといえるでしょう。具体的にはどのようなスキルをつけるべきなのでしょうか。
1つ目には、他の候補者に負けない高い専門性です。職種やポジションを目指すかにもよりますが、転職希望者の持つ専門的知識や経験が、企業にとって必要なものであれば内定を得られる可能性が高くなります。しかも、専門性が在勤者やほかの応募者にもないものであれば、重要性がより高くなるでしょう。
2つ目には、自分の実績ややりたいことをアピールする力です。これまで培ってきた経験や実績で、会社の利益にどれだけ貢献できたかというアピールは非常に大切です。営業職で応募している場合は、面接や職務経歴書で自分の実績を数字で語るようにしましょう。また、今後どういったことにチャレンジしたいか、それが応募先企業でどうしたら実現できるのか等、前向きな姿勢も面接で見せることでアピールポイントにつながるでしょう。
職務経歴書でのアピールの方法はこちらの記事でまとめています。
職務経歴書の書き方【テンプレートつき】
3つ目は、様々な人と関係を築けるコミュニケーション能力。どんな人とも関係を築ける人間力は、ビジネスにとって重要なスキルです。英語圏以外の場所であれば、現地語でのあいさつや簡単な会話くらいできるとコミュニケーションがスムーズになりやすいでしょう。また面接を受ける時点では現地語で挨拶できなくても勉強中であればそういった点もアピールし、熱意を伝えることが大切です。
海外企業への転職を成功させるためには、履歴書や面接でどのようなテクニックが必要でしょうか。日本企業の現地採用の場合は、英文履歴書と日本語履歴書、日本語の職務経歴書が必要になります。海外企業の場合は英語の履歴書と職務経歴書が必要になるでしょう。
面接については、職場となる現地で行う場合がほとんどです。そのため、面接が何語で行われるのかは必ず確認しておきましょう。また、面接に際しては、なぜ海外への転職をしたいのか、なぜこの国なのか、どのくらいの期間働けるかなどを話せるようにしておくことが重要です。ただでさえ緊張する面接で、母国語ではない言語で話しをするため、アピールポイントなどはきちんと話せるよう準備をしておきましょう。
ただ、企業によってはSkypeなどを使った面接が組まれ、日本と現地とで面接が行われる場合もあります。もしSkype面接を行ったことがない方はSkype面接の記事を確認しておくといいでしょう。
英語面接対策はこちらの記事でまとめています。
英語面接で聞かれる質問と対策
未経験でも現地採用が可能なケースはありますが、採用後に一から仕事を覚える必要があるため、コミュニケーションの都合、語学力は必須となる場合が多いでしょう。また海外企業への転職は、国内での転職と比べて書類や面接への周到な準備が必要です。海外企業の転職情報を個人で得るのも一苦労です。
将来的に海外で働きたい方や英語や現地の言葉がまだ不安だという方はまずは日本で海外企業や日系グローバル企業で働く、もしくは転職をし、言葉やスキルを身につける等の準備してから検討していくのがいいでしょう。
海外企業の日本法人や日系グローバル企業であれば、企業によっては社内異動で海外で勤務するチャンスもあります。自分のキャリアを築く上で、どうするのが一番いいのか考えてから行動してみるのがいいでしょう。
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