再就職をするときは、いつもは目にしない書類が数多く必要になります。転職経験のある人なら、新しい会社の入社手続きで雇用保険被保険者証の提出を求められた記憶があるかもしれません。そのとき、「雇用保険被保険者証ってなんだろう」「もらった覚えがない」「なくしてしまったのかも」と思った人もいるでしょう。雇用保険被保険者証は、使う機会になじみがなくても、なければ困る大切な書類です。初めて転職する人ならぜひ知っておきたい雇用保険被保険者証についてまとめます。
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■再発行には本人確認書類、印鑑、退職した会社の名称・所在地・電話番号が必要 ■転職するときにはほぼ必ず必要となり使う。被保険者番号が大事 |
雇用保険被保険者証とは、雇用保険に加入したときに発行される書類です。雇用保険に加入するためには働き方に一定の条件があります。労働時間が1週間に20時間未満のパートやアルバイト、31日未満の短期間で働く場合は加入できません。また、昼間学生も例外を除き加入できません。昼間学生の例外とは、卒業見込証明書を有する者であって卒業前に就職し、卒業後も引き続き同一の事業主に勤務することが予定され一般労働者と同様に勤務し得ると認められる場合で、被保険者となります。(イメージ的には学校を卒業する前から就職先の会社で働いている人です)反対に、条件を満たしている民間企業の社員は間違いなく加入することになるでしょう。多くの会社では給与から雇用保険料が天引きされるため、給与明細を見れば加入の有無がわかります。雇用保険の被保険者となった場合に、その証明となるのが雇用保険被保険者証なのです。
基本的には最初に就職した会社が取得の手続きをしますので、その存在を知らないことも多いです。所持していても紛失してしまう人が多いため、ほとんどの場合、会社側で保管されています。自分が雇用保険に加入していることは認識していても、「この書類は見たことがない」という人は会社に聞いてみましょう。万が一、会社でも所在がわからないという場合は、ハローワークでも照会してもらえます。
雇用保険は転職先の会社でも引き継がれますので、在職していた会社から本人に返却されるようになっています。退職する際は、会社から自分のもとに返却されたかどうか必ず確認するようにしましょう。
雇用保険という制度は、失業したときに受給できる給付金などで生活や再就職を支援する社会の仕組みです。雇用保険被保険者証は、この制度のメリットを有効に活用できる証明書でもあります。転職する際に必要になってくる書類なので、在職中から意識しておくことが大切です。
雇用保険被保険者証の所在を意識していない人は、退職した会社から返却されていることに気づかない可能性があります。再就職のとき、「雇用保険被保険者証が見当たらない」というトラブルもまれではありません。
雇用保険被保険者証は小さな紙なので、注意して保管しなければどこにいったのかわからなくなってしまいます。ただし、雇用保険被保険者証を紛失したとしても、ハローワークで再発行してもらえますので心配は無用です。基本的には即日発行できますが、対応は平日のみで、土・日・祝日や年末年始は休みとなっています。
再発行の手続きに必要なのは、顔写真つきの本人確認書類1点(運転免許証など)もしくは顔写真なしの本人確認書類2点(健康保険証+住民票の写しなど)、退職した会社の名称・所在地・電話番号、印鑑です。
再発行できる時間は各地のハローワークによって異なるため、持参するものと併せて事前に確認しておきましょう。平日にハローワークへ行く時間がとれない場合、インターネットでも再発行の手続きは可能です。電子政府の総合窓口「e-Gov」で24時間受け付けていますが、申請の際に認証局が発行する電子証明書が必要となります。雇用保険被保険者証を探しても見つからない場合は、紛失したのではなく元々退職の際に受け取っていないのかもしれません。前の職場が渡し忘れていることも考えられるため、念のため問い合わせてみるのもひとつの方法です。
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