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Web(オンライン)面接に必要な準備や流れ、注意点・マナーを徹底的に解説

場所を選ばず面接が出来ることから、企業が頻繁に採用するようになったWeb面接。しかしWeb面接ならではの注意点やマナーが存在することはご存知ですか?今回は、Web面接について場所選びから流れまでを紹介します。

Web(オンライン)面接とは?

Web面接とは、PCやタブレットなどの機器を利用して、面接を行う方法です。通常の対面面接とは違い、遠方であっても優秀な人材との面接が可能な点からWeb面接を採用する企業が増えています。応募者側も、面接地へ赴く費用の軽減や外出が不要など、メリットが大きいでしょう。

使用機器やアプリについて

Web面接では、企業側がPCやスマホといったデバイスを指定してくることはほとんどありません。多く普及しているスマホでの面接も可能です。とはいえWeb面接では、安定して画面の固定ができるPCでの面接が無難でしょう。スマホでの面接の場合は、しっかり画面固定ができるように配慮が必要です。

主に使用されるアプリ

  • Microsoft Teams
  • Zoom
  • Googleハングアウト / Google Meet

Web面接では、企業によって使用するツールが違います。Web面接前に慣れておきましょう。

Microsoft Teams

Microsoft Teamsはスマホ、PCともに利用可能で、会員登録は不要です。

初めての利用の場合、セットアップに時間を要することがあるため、準備は事前に済ませておきましょう。

Zoom

接続の安定性に定評がある通信ツールで、1対1(2人)でのやり取りは無料。ですが3人以上の同時接続は、40分の時間制限があるため注意が必要です。

PC・スマホを問わず利用可能で、アカウント登録の必要もなくWeb面接に臨めます。PCの場合は、URLのクリックで始められますが、スマホはアプリのインストールが必要ですので、事前にダウンロードしておきましょう。

Googleハングアウト / Google Meet

Google提供の無料のテキスト・ビデオチャットツールです。Google MeetはHangouts Meetから2020年4月に名称が変更されました。Googleが提供するサービスをメインで利用している企業では、打ち合わせや会議などに利用されます。

Googleハングアウトの利用には、企業・応募者の両方のGoogleアカウントが必要でしたが、Google meetではGoogle アカウントなしでも会議に参加できるようになりました。ただ、設定側や仕様変更によってはGoogle アカウントが必要なケースが出てくるかもしれません。事前に確認しておくことが必要です。なお、スマホでの利用も可能ですがアプリのインストールが必要です。

Web面接の流れ

1. 面接日程の決定

2. 事前の準備

3. 直前の準備

4. Web面接開始

5. Web面接終了

Web面接の準備・確認事項

Web面接の「事前」準備
Web面接「直前」の準備

場所の確保
画面の固定
背景の確認
充電の確保・電源の確保
インターネット環境 服装・身だしなみ
カンペや資料 使用機器通知の確認
緊急時の連絡先の確保 ペンとメモ
使用するアプリ・ツールの確認    
アイコンやプロフィールの確認    

事前準備

場所の確保

基本的には自宅で行うようにしましょう。インターネット環境が整いやすく、静かな環境・必要な準備をしやすいためです。万が一、「小さなお子さんがいる」、「家族が多い」などの理由から、Web面接がしにくいと感じた場合は、完全に個室の状態を作れるネットカフェなどを利用するようにましょう。ネットカフェの場合は、事前にインターネットの環境や必要な準備が整えられるか確認が必要です。一度下見しておくことをお勧めします。

外の静かな場所でと考える方もいますが、車の音などがどうしても入ってきてしまうため、先方にいい印象を与えることができないため避けるようにしましょう。

背景の確認

Web面接を行う場所を確保出来たら、背景を確認しましょう。できるだけ、無駄な映り込みが無いようにします。またWeb面接を行うツールによっては、背景をぼかすことができたり、別のバーチャル背景に設定することもできます。映り込むが難しい場合はバーチャル背景の設定を事前にしておくといいでしょう。

インターネット環境

インターネット環境が安定している場所を選びましょう。電波の悪さは、お互いにストレスを感じてしまいます。また、喫茶店や公共スペースなどは、インターネット環境が安定しないことがある上、周囲の雑音を拾ってしまいWeb面接にはあまりふさわしくありません。できる限り、静かな場所を確保しましょう。

履歴書などの資料

Web面接では、手元にカンペや資料を置いておくことができます。履歴書や職務経歴書など、事前に提出している書類は全て手元へ置いておきましょう。念のため添え状や緊急連絡先といったものもあるといいですが、まずは履歴書・職務経歴書といった面接で必ず聞かれるものは手前に置いておくといいでしょう。

しかし、カメラからあからさまに視線を外したり、書いてある文言を棒読みしたりなどは避けましょう。面接官にネガティブな印象を与えてしまいます。

事前に準備しておくといい資料の一例

履歴書
職務経歴書
ポートフォリオ
説明資料
添え状
緊急連絡先

緊急時の連絡先の確保

「通信の遮断」や「電源が確保できなくなってしまった」場合など緊急時に備え、面接官や担当者の連絡先を確保しておきましょう。

使用するアプリ・ツール

使用するツールは、企業によって異なります。企業の指示に従いましょう。企業がアプリ・ツールを指定しなかった場合は、事前に必ず確認しておきましょう。

アイコンやプロフィールの確認

さまざまなメッセージのアプリやツールが普及していますが、企業とのやりとりを行う場合は、プロフィールやアイコン画像を再度確認しておきましょう。企業に対して不適切な内容は、面接官に悪い印象を与えてしまいます。

直前の準備

画面の固定

使用機器の画面を固定します。手で持ちながら会話をしてしまうと画面が揺れてしまい、面接官に不快感を与えてしまいます。特にスマートフォンで行う場合は、軽いために倒れてしまったということが起きやすいです。しっかりと固定してから、面接を行いましょう。

またパソコンを持っているようであれば、パソコンでWeb面接を行うのがいいでしょう。

充電の確認・電源の確保

Web面接では、ビデオ通話を利用するためにバッテリーの消費が激しいです。面接中に電源が落ちないように注意しましょう。面接を行う前に、充電をしておき無駄な消耗をしないようにしましょう。

服装・身だしなみ

Web面接であっても、企業が指定する服装で面接に臨み、身だしなみは整えておきましょう。上半身だけしか映らないからといって、下は部屋着というのは避けてください。面接の開始や終了時に、立ってお辞儀をすることになった際に、服装が映ってしまいます。

使用機器通知の確認

日常的に使用頻度の高いスマートフォンは、Web面接中に通知が来てしまうことがあります。通知によって、画面を触ってしまったり、面接に集中できなかったりといった状況を避けるためにも、通知をOFFにして面接に臨みましょう。バイブレーション機能に関してもテーブルの上に置いているとその音が面接官に聞こえてしまうことがありますので、電源をOFFにしておくのがいいでしょう。

PCの場合も同様、面接用のアプリ以外の通知音の確認は済ませておくのが無難です。

ペンとメモ

Web面接では、画面に映らない位置にペンとメモを用意しておきましょう。事前に志望動機や自己PR、逆質問などを書き起こしておくのもおすすめです。

PCでのWeb面接の場合、メモを取るのにキーボードの方が早いという人もいるかもしれませんが、タイピング音を拾ってしまい、面接官にネガティブな印象を与えてしまう場合があります。

Web面接にあったら便利なアイテム

選考を直接左右するわけではありませんが、Web面接に準備しておくと印象が変わる場合があるアイテムを紹介します。

  • マイク付きイヤホン
  • 別売りカメラ
  • ライト

マイク付きイヤホン

イヤホンの使用は、面接官への断りが必要ですが手元に用意しておきましょう。ビデオ通話の場合、周囲の影響で音声が聞こえない、音の途切れが発生してうまく聞き取れないといった状況が発生することがあります。マイク付きのイヤホンであれば、よりやりとりがしやすいでしょう。

別売りカメラ

画質を綺麗に見せるために、別売りのカメラを使用しても構いません。PCにはカメラ機能がついてない場合があり、その場合は別売りカメラが必須です。しっかりと事前に確認しておきましょう。

ライト

逆光であまりにも顔が暗く映ってしまう場合は、ライトを顔にあて明るくしましょう。あまりにもライトの光が強いと、顔が白飛びしてしまう恐れがあります。顔が明るく映る程度や位置を事前に確認しておきましょう。

Web面接におけるマナー

準備が整ったら、いよいよ面接が始まります。Web面接では、対面面接のマナーに加え、Webならではの注意しておきたいポイントがいくつかあります。Web面接に必要なマナーを確認し、万全な状態で面接を行いましょう。

開始・終了の挨拶はハッキリと伝える

面接開始の挨拶はしっかりと伝えましょう。Web面接であっても、第一印象を良くすることの重要性は変わりません。出だしでつまずいてしまうことのないよう、ハキハキと挨拶することを心がけましょう。面接の終了時にも、欠かさずお礼を伝えましょう。

事前連絡して面接を始める

開始の5分前には、必要な準備を済ませて、PCの前に座って待ちましょう。可能であれば、担当者へ面接の準備が完了した旨を伝えるメッセージを送り、応答を待ちましょう。コチラからいきなり通話を始めるのは、ぶしつけな印象も与えるので、なるべく控えましょう。

ただし、使用ツールによっては事前のメッセージが送れないこともあります。その場合は開始1~2分前にWeb面接の場に入るようにしましょう。

メッセージ例

  • 本日、○○時からWeb面接を受けさせていただきます○○と申します。
  • 本日はよろしくお願いいたします。

面接のマナーについてもっと見る

間をおいて焦らずにしゃべる

Web面接では、音声が聞き取りづらいことも考えられるため、間をおいて、焦らずにしゃべりましょう。また、タイムラグの発生もあり得ます。互いに音声がかぶってしまうことを避けるためにも、面接官がしゃべっている間は聞くことに徹し、少し間をおいてから返事を返しましょう。

なるべくレンズを見てしゃべり、画面とは適切な距離を取る

Web面接では、画面に映る相手を見てしまいがちです。しかし実際は、レンズを見なければ視線が相手に向きません。レンズを見てしゃべることは違和感を覚えるでしょうが、視線はレンズに向けてしゃべりましょう。また、自分の顔が近くなり過ぎないように注意が必要です。面接官へ圧迫感を与えないようにしましょう。

適切な距離や姿勢とは

  • 視線とカメラの位置が合っている
  • カメラは上半身が映るよう設置する
     

Web面接が終了したら

Web面接が終了したら、通常の面接同様、お礼のメッセージを送ると良いでしょう。送るのであれば、出来るだけ早急に送ります。面接をしていただいたことへの、お礼メール・メッセージの送信で熱意を伝えることもできるでしょう。

転職エージェント経由の場合はエージェントに面接の状況やうまくアピールできなかった点などを伝えるようにしましょう。

面接後のお礼メールについてもっと見る

Web面接ならではのマナーや注意点をしっかり押さえよう!

Web面接は場所を選ばず面接ができて、便利である反面、対面面接とは違った準備が必要です。対面・Webに関わらず、面接中のマナーに大きな違いはありません。Web面接で採用まで至れるよう、通常の面接マナーを踏まえた上でWeb面接に臨むようにしましょう。

もし面接について不安があるという場合は、転職エージェントへの相談もおすすめです。Web面接におけるマナーだけでなく、具体的な面接のやり方についてもプロ目線からアドバイスします。気になる方は、お気軽に相談してみてください。

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