バイリンガル人材の強みを直接的に発揮できる業種のひとつに、通訳があります。通訳の求人では、使用する2つ以上の言語にネイティブレベルが求められることはいうまでもありません。それに加え、語学力について一定の実力を持つ人材が、新たなスキルを身に付けることで、さらなるキャリアアップを目指すこともできます。
日本政府観光局による「国際会議統計」によると、2012 年に日本で開催された国際会議の件数は、前年比 23.5%増(445 件増)の 2,337 件 、参加者総数は前年比 37.6%増で、外国人参加者数は前年比 70.9%増でした。2013年もほぼ同等の数値を維持しており、過去10年間で最多を記録しています。
通訳業務に携わる人であれば、通訳には逐次通訳と同時通訳の2つがあることは誰しもご存じでしょう。会話の区切りの部分でまとめて訳す逐次通訳だけではなく、同時通訳の高いスキルがあれば、会議やプレゼンテーションなど活躍の場が広がります。
高いレベルの同時通訳は、製造業等においても、開発部門と技術者の円滑なコミュニケーションを行うためにも必要とされています。経済のグローバル化によりあらゆる業種で国際業務の重要性が増す中、専門業種に強い同時通訳者の需要が高くなっていると言えるでしょう。もうひとつ、外資系企業の通訳の特徴として、秘書・ビジネスサポート業務を行うことが求められることが多いです。
秘書として幹部経営者のスケジュール管理や接客業務、場合によっては代理人として交渉等にあたることもあります。会計や法務、英文事務と合わせて通訳業を行うことのできる人材は高く評価されます。
特定の言語がネイティブレベルにあることは、人材市場において圧倒的な強みであることは間違いありません。しかし、言語はあくまでコミュニケーションツールであり、他の業務スキルにより、そのツールをいかに活用するかということが重要です。
そのためには、語学力はもちろん、専門業種に特化した用語等の学習が必須となります。とくに通訳の需要が高い法律、IT、金融、医薬品などは、専門用語の数 も多い傾向にあります。入社後に身につけるべき知識もありますが、最低限の語学力は入社前に身につけておきたいところです。
転職等のため、新たな分野について学習をする際は、その分野について、日本語と専門とする外国語、2つの用語を同時に学ぶと効率が良くなります。
スキルアップのために資格取得を目指す場合には、外国語で対応する資格がないかチェックするのも良い方法です。たとえば会計分野では、日本の簿記検定等と合わせてBATICなど英文会計の学習を進める、といったことが考えられます。バイリンガル人材は、ひとつの分野を2言語で学ぶことで、その効果が倍増する可能性があることにも強みがあるのです。
なお、具体的な秘書・ビジネスサポート(通訳・翻訳)の求人状況等についてはこちらをご参照ください。いたします。
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