グローバル人材の転職を支援する人材紹介会社のロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:ジェレミー・サンプソン)は9月14日、語学力と専門スキルを活かして働くグローバル人材を対象に「外国籍会社員」について調査したアンケート結果を発表しました。
少子高齢化が進み、日本国内の労働者不足に懸念が広がる中、企業は人材確保のフィールドを海外にも向ける必要性が高まっています。そのような中で行ったアンケート調査には、国内企業および外資系の日本法人で働く、外国籍会社員を含む613人(国籍問わない)が回答しました。そのうちの外国籍会社員は日本で5年以上在籍している人が7割近く(「10年以上」38%、「5-10年」27%)に昇りました。
外国籍会社員の現在の就労環境に対する満足度は、全体では「満足」が28%、「やや満足」が42%でした。70%の外国籍会社員が日本での就労環境に満足していることがわかりました。特に日本のみでの就業経験を持つ外国籍会社員の満足度は高く、53%が「やや満足」と回答、海外で就業したことがある会社員は38%が「やや満足」と回答しました。
一方、日本国籍の会社員にも就労環境についての質問をしたところ「満足」しているが23%、「やや満足」しているが37%でした。
外国籍会社員が就労環境に満足している点は、1位「給与」(44%)、2位「仕事の内容」(30%)、3位「職場の人間関係」・「働き方の融通が利きやすい」(同率26%)でした。
日本国籍会社員が就労環境に満足している点についての回答は、1位「仕事の内容」(45%)、2位「給与」・「働き方の融通が利きやすい」(同率35%)3位「職場の人間関係」(31%)でした。
上記の結果から、外国籍会社員、日本国籍会社員という違いにかかわらず、給与・仕事内容・人間関係・柔軟な働き方が仕事をしていく上で大切なポイントということが示されます。企業はその点を踏まえ、働く環境を整備することが、国籍関係なく働きやすい職場を創造できると言えそうです。
調査期間:2022年7月7日~7月17日
対象:当社に登録のある国内で働く会社員n=613人
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