ロバート・ウォルターズが米国で行った職務動向調査で、1980年から1994年に生まれたミレニアル世代に「社会人として最も重要視していること」を質問しました。
ミレニアル世代が労働力の中核を担う中、何が彼らの原動力となり生産性を向上させるのかを理解する必要性が年々高まっています。
当調査の結果からミレニアル世代の就労満足度に繋がる2大要素は、チャレンジできる機会とワークライフバランスであることがわかっています。反対にミレニアルの離職理由の多くがキャリアアップに由来していることを示す結果も出ています。
ミレニアルは「自分は何でも達成できる」と信じるように教育されてきました。そのために、自分には大きな可能性が広がっていると信じ、その大きな自信が彼らのモチベーションとなっています。同時にプライベートな時間と仕事を両立させることと、健康的なライフスタイルを大切にしています。
ミレニアル世代を採用する際に、覚えておくべき点を5つ紹介します:
1. ミレニアルは具体的な報酬にモチベーションを感じます。野心的なので、プロジェクトの成功であろうと個人的なプロモーションであろうと、結果や評価へ高い関心を持っています。
遠い将来ではなく今この瞬間の達成感を求めるように育てられてきたミレニアルは、単に仕事のために働くこと受け入れません。その反面、報酬に直結していて達成目安がはっきりしている役割では努力します。
2. ミレニアル世代は「仕事は常に有意義でなくてはならない」と考えています。毎日9時と17時にタイムシートに打刻できることに満足していた1900年代の一般的な労働者とは大きく異なり、ミレニアルは仕事に目的を求めています。社会貢献の機会があればモチベーションを示し、助けを必要としている人々を支援したり、新しいものを創出することで、自分の名前を世界に知らしめたいのです。有意義なプロジェクトを与えれば、それが熱心に働くための原動力になります。
3. 自由を望んでいます。親世代とは変わってミレニアル世代は作業を手取り足取り教えてもらったり、一挙手一投足のすべてに上司が口出しすることを求めていません。柔軟性と自由を好み、所定勤務時間の一部でも在宅勤務を認められたいと思っています。定刻どおりに出社することよりも業務を遂行することで評価されたいと望んでいます。言い換えれば信頼と尊敬を求めているのです。
4. ミレニアルはソーシャルです。複数のソーシャルメディア プラットフォームを使いこなし、毎日オンラインで相当な時間を費やしています。そのため採用時にはオンラインでの存在感を十分に示すのが有効です。企業が展開するオンライン/ソーシャルメディアのキャンペーンが、企業ブランドを細部にいたるまで体現するのと同じように、デジタルに精通するミレニアルの多くは自身のブランディングにも長けています。
5. 褒められることを好みます。昇格・昇給・特典といった具体的な報酬にすばやく反応します。承認欲求が高いので、「自分の努力が認められた」と感じられるようなポジティブな言葉をかけられたり、大勢の前で賞賛さられることをとても喜びます。
ミレニアル世代が労働力の要になるにつれ、企業(雇用主)と従業員の関係性に変化が出はじめています。
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