アジア雇用調査
本調査は、日本・香港・シンガポール・中国・台湾・マレーシアにおける大手求人情報サイトおよび国内紙に掲載された雇用枠に関する求人広告数を記録、雇用市場の動向を分析し、四半期ごとに調査レポートとして発表しています。
最新の調査結果
2015年 Q4: 英語版
主な調査結果
同調査で対象とした6カ国および地域の求人広告数は、前年同期比39%の大幅増となりました。2016年度に備え企業が優良人材確保に積極的に動くなか、前期が小幅な伸びに留まったことも大きな反動につながりました。
様々な分野でIT人材に対する需要が強く、特にビッグデータ活用が進むにつれてデータサイエンティスト/アナリスト、コンサルタントの需要が増加。企業が良好な経営判断やコストパフォーマンスの改善をサポートする人材を求める動きから、会計・金融人材を求める求人広告数の伸びも継続しました。
日本では、全ての分野・役職レベルで求人広告数が増加。訪日観光客の増加がホテルや娯楽、レストランなど小売業の好業績につながったほか、建設業でも人材需要の伸びが目立ちました。
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