ほぼ同時に2社から内定を受けたならーー。夢のような現実ですが、どちらか1社を選び、転職先を決めるのは、とても難しい決断です。
ここでは、ロバート・ウォルターズ・ジャパン コマース部門 サプライチェーン分野 アソシエートディレクターのディペン・クワルが、2社以上から内定を受けたときなどに転職先を絞り込むときのポイントを解説します。
会社ごとに採用プロセスの仕組みもかかる日数も違います。それでもほとんどのケースでは最大1週間以内に入社するかしないか返答しなくてはなりません。その仕事・ポジションに就きたいかどうかは、面接の最中にも考えることができます。そのため、返事が遅くなると「意思決定能力が低い」といった印象を選考担当者に与えてしまい、オファーが取り下げられてしまうこともあります。
長期的な視点で検討することが大切です。転職理由によく挙がるのが「キャリアアップ」です。転職は、必ず「長期的なキャリアプラン」を念頭に決めましょう。長期的な展望と最終的なキャリア目標にあなたを導けるのはどちらの仕事か。成長・出世など自身の将来像を具体的にイメージすれば、おのずと正しい選択ができるでしょう。
内定をもらったら、真っ先に「転職を考えたきっかけ」や「転職に何を求めるか」を思い返してください。転職を考えている人の多くは、現職(前職)にいくつかの不満・課題を抱えています。新しい仕事ではその不満・課題の原因が解消されるのか、という視点で検討すれば、転職後の仕事では満足度が今より高まることが期待できるでしょう。反対に、間違った選択をして現職(前職)よりも不満が増えるようなことは避けなければなりません。
ワークライフバランスが良い・悪いの基準は、一人ひとりの生活や価値観で異なります。男性でも女性でも子どもの育児や家族の介護を担っている人にとっては、仕事のフレキシビリティはとても重要でしょう。勤務先の場所、通勤手段、通勤にかかる時間の長さも毎日の生活に大きく影響します。福利厚生・ベネフィットとして保育施設・スポーツジムが利用できたり、割引になる会社もあります。
この仕事に就けば、毎日仕事を楽しめそうだろうか-―。転職を決めるとき、この視点が実はとても大切です。2社から内定を受けているならば、どちらの会社の社風が自分には合いそうか、それともどちらも合わないのかは重要な検討材料のひとつになるでしょう。社風は企業それぞれの性格のようなものですから相性があります。あなたがこれまで、どんな仕事・職場で最も充実感を感じて来られたのか、どちらの会社がその環境に近いのかを考えてみるといいでしょう。
面接はその会社を理解するには、絶好の機会です。面接だけでは、会社のイメージを明確にはつかめないこともあります。それでも、良い雰囲気で面接を終えられたのなら、その会社で自分が働く姿や日常がイメージできるはずです。
給与額は、転職を決める上で重要な要素のひとつです。職責とあなたの能力を映すインディケーション(目安)なのは確かです。でも、給料だけで転職を決めることはお勧めしません。転職でこれまでよりも高いポジション(職位)に就くならば、決定権や経営側との直接的な関わりがどの程度得られるのかも冷静に判断してください。
2社それぞれでの面接で自分からもしっかりと面接官に質問をして、両社の情報を十分にリサーチできているならば、もう選択の準備は整っています。どれだけ思慮を巡らせても、転職にはリスクがつきものです。リスクを徹底的に回避しようという姿勢も悪くはありません。しかし、自分の直感を信じて突き進むべき時もありますよね。
ロバート・ウォルターズのキャリアコンサルタントが、これまで多くの方々の転職を成功へ導いてきた実績と経験であなたに最適なキャリアアップと能力発揮のチャンスを提案いたします。
ビジネス環境が急速に変化する中、キャリアも進化する必要があります。今は転職を考えていないかもしれませんが、あなたのスキルや経験を最大限に活かすチャンスを逃していませんか?転職は、キャリアアップや新しい刺激、柔軟な働き方を手に入れるための一つの道です。そして、忙しいビジネスパーソンでも、転職エージェントを活用することで効率的かつ戦略的にキャリアを進めることができます。 キャリアの未来を考えるとき、可能性を広げる選択肢の一つとして、ぜひ転職を視野に入れてみませんか? 現代のビジネス環境は急速に変化しています。テクノロジーの進化、グローバルな競争、リモートワークの普及など、多くの要因が企業と個人のキ
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