グローバル人材の転職を支援する人材紹介会社のロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:ジェレミー・サンプソン)は10月5日、語学力と専門スキルを活かして働くグローバル人材を対象に「外国籍会社員」について調査したアンケート結果を発表しました。
少子高齢化が進み、日本国内の労働者不足に懸念が拡がる中、外国籍の会社員にさらに注目が集まっています。そのような中で行ったアンケート調査には、国内企業および外資系の日本法人で働く、会社員613人(国籍問わない)が回答しました。
9月14日に発表をした調査結果からは、多くの外国籍会社員が10年以上日本に在職していることがわかりました。
そこで、今後どのくらい働きたいかを聞いてみると、45%の外国籍会社員が「10年以上」日本で働きたいと回答しました。次に多い回答は「5-10年」で28%でした。このことから、7割以上の外国籍会社員が少なくとも5年以上は今後も日本で就労を希望していることが示されました。就労環境に満足している外国籍会社員は7割に達していたことから、働きやすさを感じ、今後も日本で就労を続けたいと感じているようです。
今後の改善点を探るために、日本で働いてみて戸惑ったところを尋ねた質問では、1位「物事を進めるに当たり、時間を要する傾向がある(会議時間や決済プロセス等)」(37%)、2位「給与水準が低い」(27%)、3位「ルール以外にも同調を求める風潮が非常に強い」(24%)でした。一概に上位に挙がった点を改善すれば、より外国籍会社員が働くのに魅力的な国になるとは言えませんが、企業は一考の余地がありそうです。
外国籍会社員と一緒に働く日本国籍会社員に焦点を当てると、96%が外国籍会社員と一緒に働いたことがあると回答しました。
外国籍会社員と働いてよかったことは、1位「異文化や習慣に触れるきっかけになった」(28%)、2位「外国人だからという理由では特にない」(26%)、3位「思考が異なり、新たなアイデアが生まれる機会が多くなった」(21%)でした。反対に戸惑ったことは、1位「特になし」(38%)、2位「自己主張が強い」(14%)、3位「仕事がおおまか」(13%)でした。
外国籍会社員と一緒に働くことにデメリットや戸惑いを感じている人は少なく、異文化を通じて新たなアイデアを仕事の場に活かしている日本国籍会社員のほうが数多くいることがわかりました。
仕事はアイデアで成り立っていると言えることから、職場のダイバーシティがいかに重要かがわかります。
国籍を問わず約半数(52%)の会社員が、外国籍会社員の受け入れに課題があると感じています。
課題に向け取り組めることとしては、外国籍会社員の回答、1位「よりダイバーシティな環境にすること」(29%)、2位「日本人・外国人という考えをなくし制度も一律化」(22%)、3位「誰もが働きやすいようワークライフバランスの向上」(15%)。日本国籍会社員の回答、1位「日本人従業員の英語力向上」(34%)、2位「日本人・外国人という考えをなくし制度も一律化」(16%)、3位「よりダイバーシティな環境にすること」(14%)となりました。
日本国籍会社員の34%が日本人の英語力向上が外国籍会社員の受け入れの課題解決になると回答した一方、外国籍会社員で英語力向上が課題解決になると回答したのは、わずか7%でした。そのため、語学力を気にするよりも、国籍に関係なく上位に挙がったダイバーシティな環境づくりや誰もが働きやすい環境になるワークライフバランスがより必要だと言えそうです。
調査期間:2022年7月7日~7月17日
対象:当社に登録のある国内で働く会社員n=613人
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