対面での面接と同じようにオンライン面接でも、候補者と採用マネジャー(入社後に所属する部署での上司)の双方にとって快適に面接を進められる環境を作れるか否かが、面接の生産性を大きく左右します。面接官となる採用マネジャーと候補者の対話が気まずいものにならないために、気を配るべきチェックポイントをまとめました。
オンライン通話での面接は、対面のときよりもイニシアチブを取りづらいような感覚を持つかもしれません。そういうときは、あらかじめ面接のアウトラインを決めておきましょう。順を追って会話を進め、時間内に聞き取りたい情報をひとつづつクリアし、売り込みたいこともしっかり網羅できるように努めることで、いつも通り主体的に面接を進められます。そうすれば、気まずい沈黙が生まれてしまう心配もなくなります。さらにはリラックスして会話を進めることで深く互いを知ることができるでしょう。
面接は主に、候補者自身が自分のスキルを売り込み、その仕事・ポジションにいかに適しているかをアピールできる場です。しかし、日本のように人材不足の著しい市場では、採用マネジャー自身が会社・自分・チームを自己紹介し、対象となるポジションの役割や業務内容を説明することが重要です。そうすることで、候補者の不安や疑問を解き、スムーズに対話を進めていくことができるでしょう。
いうまでもなく面接では、採用マネジャーからの質問をもとに候補者一人ひとりが備えているハードスキルとコンピテンシーを計っていきます。しかし、人材不足による売り手優勢の転職市場にある日本では、自らの価値観と応募先企業の企業文化・社風との相性を気にする候補者が増えています。趣味や一般的な関心事を尋ねることでワークライフバランスへの考え方や価値観もわかります。このことを念頭に置いて、あなたの質問への回答から、その候補者が新しい仕事・長期的なキャリアに何を求めているかを素早く察知し、転職の動機づけになり得るものを積極的に売り込めるようにしましょう。ここで気をつけたいのがバランスです。先に挙げたスキル・コンピテンシーを判断するための質問と価値観・企業文化との相性をお互いに判断するための質問との割合を予め想定しておくことで、脱線し過ぎることや重要な項目の聞き逃しを避けましょう。
面接の終わりには候補者にフィードバックを提供しましょう。候補者が優秀な人材であればポジティブな印象を残しておくことが大切です。このときの対応が企業イメージとして候補者に捉えられることもしばしばあります。面接で候補者に対してどんな印象を得たのか、次の選考プロセスに進められそうなのであれば、話せる範囲でいいので感触を伝えておきましょう。オンライン通話での面接でも、対面での面接の最後に握手で締めくくるようにポジティブな雰囲気で面接を終えることを意識してみてください。
製造 自動車 自動運転、コネクテッドカーなど技術の進化が期待される自動車分野では、コンポーネント/テストを担うソフトウェアエンジニア、電気エンジニアの採用が活発で、当社で扱う求人数、採用成立件数ともに当社開業以来最高の水準に達しています。2018年は自動車関連メーカーの多くが自社に開発担当者を据えはじめ、同時にサプライヤーが完成車メーカーにオンサイトエンジニアを常駐させる動きも広がっています。また大手メーカー各社がサプライヤーの見直しを進めたことにより1次サプライヤーでは営業体制を強化する動きが見られ、営業スペシャリスト、新規開拓(ビジネスデベロップメント)スペシャリストの採用が増えています。
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