人工知能の開発が進むにつれ、「いつかロボットに仕事を奪われる日が来るのでは?」という不安が生まれつつあります。技術革新が進んでも無くならない「人間の仕事」はあるのでしょうか?
弊社のイベントにゲストスピーカーとしてお越しいただいた際に、竹中平蔵氏も「今後10年で45%の既存の仕事がなくなるといわれている。そうした時代だからこそ希少価値の高い、優秀な人材が求められている」とコメントしています。こちらの記事
オックスフォード大学の准教授であるマイケル・A・オズボーン氏が発表した論文『THE FUTURE OF EMPLOYMENT(未来の雇用)』では、人間の仕事の702職種を「コンピューターが代行できるかどうか」という視点でランキング化しています。
以下がそのランキングです。
ランキングにおいて技術革新が進んでもなお残るとされた仕事の第一位は、Recreational Therapists(レクリエーションセラピスト)でした。ロボットの技術が発達してもなお、人のケアは人にしかできないだろうという予想がなされています。
その他、ランキング上位にランクインしたのは、メカニック、修理工、栄養士、聖職者、メンタルセラピスト、作業療法士、ソーシャルワーカー、聴覚訓練士、口腔外科医などで、技術革新を支えられる人材と、人の心身のケアができる人材が重宝される見通しです。また、新しいアイデアを提案できる人材や、専門的な技術を持つ人材は、どの時代であっても強いといえるようです。
一方、技術革新によって自動化される職種も予想されています。
例としてはスーパーのレジ係や、劇場のもぎり、データ入力、コールセンターのオペレーターなどが挙げられます。また、パラリーガルやネイリスト、車の運転手など、専門的な知識やセンスが問われる一部の仕事も自動化が進むとの予測がでています。ロボットの性能の向上により、ルーチンワーク以外の作業も可能になるためです。
コンピューターに雇用を奪われない人材になるには、マニュアル的でない作業ができる能力、つまり企画力や芸術性を持つことが求められるでしょう。ダンサーやスポーツ選手など、人間同士の「競技」を担うプロフェッショナルの職種も残ることが予想されています。
なお、技術の発達によって新たな仕事が登場するという見解もあります。たとえばロボットが人間社会で活躍する時代が来れば、ロボットのトレーナーやセラピストなど、ロボットのケアにあたる技術者が必要になります。もちろんロボットの設計や修理を行うエンジニアも求められるでしょう。
また、3Dプリントを専門に扱う業者など、新しいサービスの提供を行う職種の登場も予想されています。古来から技術の進歩に応じて新しい職種が登場してきたことを考えると、職種の移り変わりとは普遍的なものなのかもしれません。
2030年までに無くならない仕事や、機械化が予想される職種についてご紹介しました。
「いつか自分の仕事がなくなってしまうかも」と不安に思う気持ちは、「このままではいけない」という向上心にも繋がります。2030年にも通用する人材を目指して、勉強や仕事に励んでみてはいかがでしょうか。
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