即戦力としての専門性と豊富な経験が評価されるミドル層の転職に対して、30代前半などジュニア層の中途採用では専門領域での実務経験が数年ほどあれば選考に応じてくれる企業は少なくありません。
2008年のリーマンショックなどの影響を受けて、当時の新卒採用・第二新卒採用を見送ったり、採用数を削った企業もあります。グローバリゼーションや景気の緩やかな回復を受けてこうした会社では当時採用を減らしていたために人材層の薄くなった年齢層(30代)の人材獲得に積極的です。
労働人口の高齢化・縮小が進む中、益々ビジネスの中核を担う30代の成長こそが、会社の進化の鍵を握ると考える企業も少なくないため、30代の働き手にとっては転職のチャンスです。
34歳以下の現職での不満(当社登録者アンケート結果):
1位 給与(22%)、同率2位 評価システム・社風(ともに12%)
34歳以下のバイリンガル・スペシャリストが、現職で最も「改善して欲しい」と思っているのは「給与」でした。グローバル化が進む中、バイリンガル・スペシャリストへの引き合いは一層強まっていますので、転職が年収額を引き上げる糸口になることも少なくありません。将来性のある30代の優秀な候補者には複数のオファー(内定)が出て、複数の企業が給与などの待遇をもとに候補者の獲得を競います。そういうケースは従来以上に増えています。
求職者の間で囁かれる「35歳転職限界説」がありますが、専門的な技術・知識・経験に加え日本語・英語の2言語を用いて働く「バイリンガル・スペシャリスト」にはこの限界説はほとんど該当しません。
バブル期以上の人材不足に見舞われる日本の労働市場では、多くの会社が優秀なスペシャリストの採用に心血を注いでいます。ひとつまたはそれ以上の業種・職種でのスキル・経験と英語力をもち、即戦力として活躍できる人材は、転職活動中に複数のオファー(内定)を受けています。
資格・専門スキルを持っていても英語力は日常会話レベルという人の場合は、ビジネスレベル・流暢レベルを目指して英語力アップに向けた努力をしているかが重要です。外資系・日系グローバル企業の面接・選考プロセスでは英語力の審査があることも珍しくありませんが、英語力だけでなく英語力というスキルを手に入れたいという学習意欲の高さが評価されるケースも数多くあります。転職マーケットの売り手市場化を受けて、「まずはドキュメントの読み書きレベルでも良い」と採用条件を緩和する企業も見られます。英語を学べる機会は従来よりも増えていますので、意欲を持ってチャンスを活かしましょう。
専門的な技術・知識・経験についても同じです。①日々の業務で得られているスキル・経験は何か、②将来に向けて足りていないスキル・経験は何かを能動的に考られる積極的な姿勢、が転職を有利に運ぶコツです。
ロバート・ウォルターズ・ジャパンが実施した「職務動向調査 2017」の結果から、30代前半までに比べ、35歳以上・45歳以上・55歳以上と年齢が進むにつれて転職に対してより積極的になることと、転職を決める際に「仕事内容」を重要視する人の割合が増すことがわかっています。
年金の支給開始年齢や定年の引き上げが頻繁に話題に上がりますが、65歳またはそれ以降まで働くことを想定すると、40代・50代が「仕事内容」への満足を求めるのは当然といえるでしょう。転職への挑戦は30代のあなたが10年後・20年後の「理想像」に向けてキャリアプランを意識し、成長できる環境に身を移すことが将来の「満足」に繋がるのか、それとも現在の職場が好ましいのかを確認するきっかけになります。
ロバート・ウォルターズでご紹介している求人には、将来的に中間管理職へ昇進させることを見込んで30代の若手人材を管理職候補にポテンシャル採用するケースもあります。転職先を選定する上では、研修制度がある、専門性を追求できるよう充実したプロジェクトに関われるなど、キャリアプランを描きやすい土壌・条件が整う企業かどうかも判断ポイントとなるでしょう。女性の場合は、女性が男性と同じように活躍できる風土や、女性管理職など自分のキャリアステップをイメージするためのロールモデルがいる会社を選ぶと良いかもしれません。
希望の仕事を掴む面接のコツ
面接は、就職のために必要不可欠であり、希望する仕事を得るための重要なステップです。就職面接において起こりやすい5つの大きな誤りがあります。これらのミスを未然に防ぐ準備をすることで面接を成功させることができます。 面接の前に会社をリサーチする 周到な準備やリサーチ、そして未来の雇用先に対する適切な配慮は必須です。事業について自信を持って語れる能力は、応募者にとって極めて重要です。その会社に関連する次に挙げるような事項について自信を持って話せるように準備をしておきましょう。 社史 財政状態 企業使命 製品・サービス 市場情報 競合 応募理由を詳細に説明しましょう 面接は、あなたが特定の会社あるいは
もっと読む販売職の職務経歴書の書き方見本とフォーマット
販売職は商品を販売するだけではなく、在庫の管理、接客などサービス業としての側面もあるため、求められる能力が多い職業です。 販売職で内定を得るためには他の候補者との差別化をはかることが重要です。今回は販売職への転職を希望している方に向けて、職務経歴書の書き方や自己PRの仕方を解説していきます。 職務経歴書のテンプレート 職務経歴書はインターネットからフォーマットをダウンロードし、パソコンで作成することが可能です。 職務経歴書フォーマット(見本)のダウンロードはこちら もちろん、書店や文具店でも購入することができますが、手書きになってしまうため、職歴が多い方はパソコンで作成したほうがいいでしょう。
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志望動機の書き出しは、採用担当者の目に留まりやすい重要な箇所です。では、何を書けば、採用担当者の目を引くことができるのでしょうか。この記事では、転職で熱意が伝わる志望動機の書き出し方を、例文とともにご紹介します。 志望動機は書き出しが大事 採用担当者は志望動機の書き出しを見て、無意識に応募者の第一印象を決めてしまいます。そのため、書き出しが上手くいけば、その後も好印象のまま読まれやすくなるでしょう。 一方で書き出しが読みにくく稚拙な場合、どんなに魅力的な経歴があっても、印象が悪いままになるのです。最悪の場合、それ以降の文章も読まれなくなる恐れもあります。 志望動機の書き出しを作る5つのコツ 以
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