初めて転職活動をする方は会社を辞めてから集中して行ったほうがいいのか、それとも働きながらできるのか心配している方もいらっしゃると思います。
それぞれメリット、デメリットがあるため、自分はどちらに向いているのか確認し、転職活動を行うようにしましょう。
転職活動の流れを準備から退職まで解説 成功させるための進め方
働きながら転職活動を行うということは、当然ですが毎月給与が支払われながら転職活動をすることができます。現職と待遇等を比較しながら転職活動を行うことができるため、現職よりも悪い条件で焦って転職先を決めてしまうといったことはなくなります。金銭面や精神的に余裕を持ちながら転職活動をすることができます。
退職してから転職活動を行うと、離職期間がでます。離職期間があると、面接で「なぜ会社を辞めたのですか?」「離職期間中は何をされていたのですか?」という質問をされることがあります。
逆にブランクがなければ「なぜ転職をしようと思うのですか?」という質問に「新しいチャレンジをしたい」といったポジティブな回答をすることができます。
応募先企業との面接は主に平日に行われることが多く、また遅い時間での調整がなかなか難しい場合もあります。就業時間中に面接が組まれる場合が多いため、都度勤めている会社との調整をする必要があります。
面接の調整に時間がかかると、他の候補者の面接が進み、決まってしまい案件が閉じてしまうということもあるため注意が必要です。
仕事終了後や業務中に面接を設定すると、どうしても仕事が終わらない、トラブル対応のため面接を遅刻・キャンセルせざるを得ない場合がでてきます。
在職中とはいえ、面接を遅刻・キャンセルすることは応募先企業に悪いイメージを与えてしまうでしょう。遅刻やキャンセルがわかったタイミングで先方に速やかに連絡するようにしましょう。
在職中だと面接はもちろん、応募先企業との選考にあたり情報収集の時間がとりにくい、面接の練習等、対策の時間が取れないことがありますが、退職後であれば転職活動に集中することができ、1社1社個別対策を練ることができます。
また面接についてもスケジュールの調整が働いている方よりもしやすいので、急ぎの求人にも対応することができます。
キャリアチェンジを考えていて、そのために資格が必要な場合は集中して資格取得に取り組むことが出来ます。またこの場合、前述に出てきた「なぜ会社を退職したのか?」という質問についても資格取得のためとポジティブな返答をすることが可能です。
会社を辞めているため一時的に収入がなくなります。企業に応募してから、実際に内定、入社まで2ヶ月~4ヶ月程度かかるため、その分の生活費は確保しておく必要があるでしょう。
転職活動が長期になった場合、周囲に「転職先が決まらない」と相談しにくいこともデメリットとして考えられます。自分なら転職はすぐ決まるだろうと安易に考えてしまうと、徐々に自分が追い込まれていき、周りにも相談できず、結果転職活動に悪影響が出てしまうことがあるため注意が必要です。
転職活動をするために会社を辞めてから積極的に行うのか、それとも働きながらじっくり取り組むのか、それは自分自身や家族・転職経験のある友人からのアドバイス等を聞いて決めるのがいいでしょう。
「仕事が非常に忙しく面接の時間もとれない方」「資格取得が必要で在職していると勉強の時間がとれない方」は退職してから転職活動を行ったほうがいいかもしれませんし、「仕事の合間に面接を受けることができる」「じっくり転職活動を進めたい」「収入がなくなるのが不安」という方は在職中に転職活動を行ったほうがよさそうです。
もし迷っているようであれば、転職活動のプロである転職エージェントを利用し、一度相談してみるのも1つの方法と言えるでしょう。
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