キャリアチェンジに失敗しないポイント

キャリアチェンジとは？

キャリアチェンジは、前職の経験やスキルを活用して未経験の仕事に就いたり、異なる業界に転職したりすることをいいます。キャリアチェンジするのが仕事内容なのか、異なる業界を目指すのかによってアプローチ方法が変わってきます。

業界は変えず職種を変える

業界はそのままで、職種を変えたい場合を考えてみましょう。現在営業職で外勤から内勤の仕事に興味がある場合は、まずは今の営業職で経験を積み、営業企画やプランニングなどの内勤の仕事をしたいと社内異動を希望するのもひとつの手段です。ただ空きポジションがなかったり、他の人も同じように外勤から内勤を希望していて、異動が実現しないことも多々あります。そういった場合、転職をすることで業界経験を活かし、同業界で営業企画やプランニングの仕事に応募し、キャリアチェンジをする方法を検討するのがいいでしょう。

職種は変えず、業界を変える

仕事内容は気に入っているけれど、他の業界でキャリアチェンジを検討することもあるでしょう。今働いている会社で自分が担当している業界を変えられる、つまり社内異動で完結できる場合は職種を変える場合と同様に社内異動を希望してみましょう。ただ転職をしないと業界を変えられない、転職をして業界を変えたいという場合は、まずは転職エージェントに相談をし、希望する業界で同じ職種のポジションの求人がでているのか確認するのがいいでしょう。

30代、40代になるとキャリアチェンジは難しい？

キャリアチェンジと聞くと20代の方のイメージを抱き、30代、40代になると難しいと感じる方もいるのではないでしょうか？もちろん、ポジションによって求人の有無は変わってきますが、一概にキャリアチェンジが難しいというわけではありません。

大事なのは専門性が（エキスパートで）あるかどうか

キャリアチェンジをするにあたり、一番大事なのがその業界・職種のエキスパートであるかどうかです。何年も同じ職種でずっと働き、スキルが採用するに値するのであれば異なる業界でも採用される可能性は大いにあります。大事なのは自分がどういった経験やスキルを持ち、それが他の業界でも活かせるのかどうかです。キャリアチェンジを意識している方は自分のスキルを定期的に客観視し、スキルが足りない場合は資格を取るなどの努力をするのがいいでしょう。

満足度の高いキャリアチェンジを実現させるためには、特に転職をするときは自分がどのような経験やスキルがあるのかを正確に理解しましょう。

たとえば、営業職からwebプロデューサーを目指して同業界へ転職するときには、その仕事に就くために必要なエンジニアとしての経験やスキルを保持しているか、スキル取得のために努力しているかどうかがキャリアチェンジ実現のカギとなるでしょう。未経験可のポジションであったとしても、スキルがあったほうが企業にいい印象を与えることができ、選考を優位に進めることができます。

また、異なる業界に転職する場合は、自分が異業種でどのように貢献できるのかアピールポイントを考えておく必要があります。キャリアチェンジに役に立ちそうな経験やスキルは、案外自分では気づいていないことがあります。転職エージェント等を使い、キャリアチェンジについて相談してみましょう。

キャリアチェンジを成功させるためには仕事内容を変えたい、異なる業界に挑戦してみたいという強い気持ちと動機が必要です。その結果、収入が増えたり、さらに責任のあるポジションに就けたりする可能性もあります。あくまでも、自分の将来のキャリアを向上させ、会社に大きく貢献したいという理由がなければ納得したキャリアチェンジは望めないでしょう。そのため、前職が不満だからというネガティブな理由でのキャリアチェンジは避けましょう。転職であっても、社内異動であっても採用する側にとってメリットを感じられるような説得力がなければキャリアチェンジは難しいといえます。