
多様性と平等性 (Diversity and Equality)
多様性(ダイバーシティ)は、ロバート・ウォルターズ・グループの成功を支える重要な理念です。当社は多様性の価値を認め、誰もが互いの違いを受け入れ歓迎する職場環境づくりに取り組んでいます。
ロバート・ウォルターズ・ジャパンは、グローバル方針に沿って多様性と平等性の諸原則を支持します。1985年にロンドンにて設立以来、私たちは機会均等を保証する企業として、多様性の精神をもとにクライアント企業に対し最適な方々の紹介を行っております。当グループが性別、人種、障害、宗教または信仰、性的指向、妊娠、出産、年齢、民族あるいは国籍を理由に差別をすることはありません。
グローバル企業として、ロバート・ウォルターズは極めて幅広いバックグラウンドの方々に登録をいただいています。当社は、多様性が職場環境を豊かにし、一層革新的で独創的な労働力を生みだすと信じています。クライアント企業の多様な人材の確保に対する取り組みを今後も支援することで、企業の競争力の向上と持続的な成功に貢献して参ります。
2023年、日本におけるLGBTQの法的権利の現状
ロバート・ウォルターズ・ジャパンは、グローバル・プライド月間2023に合わせ、LGBTとアライのための法律家ネットワーク LLAN (Lawyers for LGBT Allies Network) と協働し、日本におけるLGBTQの法的権利の現状に焦点を当てたイベントを開催いたしました。
日本の法曹界で活躍する3人のスピーカーがLGBTQの法的権利の現状について語ってくれました。
「一日も早く婚姻の平等を実現し、セクシュアル・マイノリティの尊厳が回復されるよう、これからも皆で声を上げていきたい。」 - 寺原 真紀子(公益社団法人「Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に」代表理事、「結婚の自由をすべての人に」訴訟東京弁護団共同代表)
「私たち夫婦は、ビザの問題で大きな困難に直面しています。現在、夫は就労ビザを所持しているため、明日仕事がなくなったり、ビザが更新できなかったりすれば、日本から出国せざるを得なくなります。近い将来、これらの問題が解決されることを願っています。」 - 大河内 元基(LVMHグループ ケンゾー・パリ・ジャパン株式会社 取締役社長)
「日本のビジネス・コミュニティにおける意識向上を目的としたイベントにおいて、10年近くにわたり講演者とともに仕事をしてきましたが、彼らが法的な分野で成し遂げた進歩を目の当たりにし、本当にやりがいを感じています。私たちLGBTQ+コミュニティに携わる者にとって、このことは日本が正しい道を歩んでいるという自信を植え付けるものです。」- ジョシュア・ブライアン(ロバート・ウォルターズ・ジャパン シニア・ディレクター兼APACエクイティ、ダイバーシティ&インクルージョン・リーダー)
(英語コンテンツ)
ダイバーシティ&インクルージョン(Diversity and Inclusion)多様性と包括性への取り組み
ロバート・ウォルターズ・ジャパンは多様な個性をもつ社員が活躍・成長することが組織の発展にもつながると考え、性別や国籍、障害、性的指向、結婚出産の有無に左右されない職場作りを進めています。その結果、社内男女比の均等化、女性管理職比率3割を達成し、国籍も35ヵ国以上の社員が勤務するダイバーシティあふれる職場環境を実現しております。
また、当社は、人材紹介会社として企業の多様な人材の確保に対するニーズを支援することで、企業の競争力の向上と持続的な成功に貢献することも目指しております。
TALiNT International Annual Recruitment Awards Japanにおいて、ダイバーシティ&インクルージョン(多様性と包括性)への理解と、採用プロセスにおけるED&I推進と改善に対する持続的なコミットメントが認められ、「ダイバーシティ&インクルージョン チャンピオン」を受賞することができました。
女性活躍推進
ロバート・ウォルターズ・ジャパンは、女性活躍推進に関する状況等が優良な企業を示す厚生労働省認定マーク「えるぼし」にて、5つの基準「採用」・「継続就業」・「労働時間等の働き方」・「管理職比率」・「多様なキャリアコース」をすべて満たし、3つ星(最高位)に認定されています。結婚・出産を経ても働きやすい環境整備のほか、男女の隔てなく平等に評価する制度や男性も育児の責任を果たしやすい企業風土・職場環境を築く「男性育児休暇制度」など、制度と意識改革の両面から家庭と仕事の両立をサポートしています。
また、女子学生を「社会変革の担い手」として育成することを目的としている、NPO法人ハナラボにも協賛しております。
女性が自身のキャリアステップに踏み出すためのヒントやアドバイスと、女性が活躍できる環境づくりについては、「女性活躍推進」シリーズでご紹介しています。
LGBTQ+ インクルージョン
当社では、女性の活躍や国籍・人種のダイバーシティのみならず、LGBTQ+(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニングなど)人材のインクルージョンも多様性のひとつと捉え、LGBTQ+に対する理解促進・企業への好影響などを考えるセミナーを法律事務所と共催するなど、LGBTQ+認知向上のための活動を行っています。
当社が協賛しているNPOのひとつであるReBitは、日本のLGBTQ+の若者がありのままオトナになれる社会の実現を目指しています。また、社員にイベントの紹介をするなど、LGBTQ+コミュニティーに対する意識の向上や正しい理解の浸透にも注力しています。
また、一人ひとりが自分らしく、個々の能力を存分に発揮できる職場環境づくりに向けて、尽力したことが評価され、任意団体「work with Pride」から「シルバー賞」を受賞しました。この賞は、LGBTQ+コミュニティを支援する企業などを対象に、職場における性的マイノリティへの取り組みや努力を評価するもので、同社の「PRIDE指標」の中で2番目に高い評価を受けています。

ED&I戦略を推進するためのパートナーシップ
ロバート・ウォルターズ・グループは、2021年7月にインクルージョン・マネジメントのエキスパートであるバーシダ・コンサルティングをグローバルED&I戦略パートナーに任命しました。同コンサルティングは、ロンドン市長のPower of Inclusionプログラムの議長であり、世界のD&Iリーダーのトップ50であるダン・ロバートソンが率いています。ダンをはじめとするチームはグループのED&I戦略の推進、トレーニングや教育を通じた社内の専門知識の開発、お客様への最高クラスのサービス、そしてソート・リーダーシップの提供を致します。