急な休校のときなど、育児と仕事を両方こなすために、在宅勤務に代わる手段がないこともあります。小さい子どもの世話をしながら働くのは簡単ではありません。子どもをみながら在宅勤務を効率的にこなすための10のコツをご紹介します。
オフィスと同じように、自宅でも落ち着いて働ける自分の仕事場を確保しましょう。家の間取りに余裕があれば、1部屋を一時的にオフィス代わりに使いましょう。それが難しい場合は、リビングやダイニング、または寝室の一角に仕事場を設けるとよいでしょう。
在宅勤務の大きな利点といえば、通勤に時間をかけずに済むことです。子どもを普段の平日よりも少し遅い時間まで寝かせておくのもよいでしょう。電車混雑による遅延や、子どもの学校の支度を手伝ってから職場に向かうといった慌ただしい時間を過ごすこともありません。その時間を使って仕事を早く始めれば、夕方に少し早く仕事を切り上げて、子どもと過ごす時間を確保することができます。
10分おき、30分おきにママ、パパと声をかけられては仕事がなかなか捗りません。小さな子どもでも比較的静かに集中できるアクティビティをいくつか計画しておくとよいでしょう。簡単な工作や塗り絵、お絵かきなど、親があまり手伝わなくても子どもが一人で楽しめることはたくさんあります。学校のように、工作コーナー、読書コーナー、おもちゃコーナーといった具合に、リビングを区切って小さな子どもでも自分で必要なものを取り出して遊べるコーナーをいくつか作っておくのも効果的です。
電話会議がある場合は、テレビや動画配信サービスの子ども向けコンテンツを見てもいい時間にしたり、絵本を読む、宿題をするなど、その時間は静かにできるように予め用意しておきましょう。一度にたくさんのアクティビティ(遊び・宿題など)を与えるのではなく、1時間ごと、30分ごとなど時間を区切って与えることで、子どもが飽きずに楽しめることもポイントです。
仕事に集中しながら、常に子どもを忙しくしておくことは簡単ではありません。それを長期間毎日行う必要があればなおさら難しくなります。そういったときには、決まった生活リズムをつくっていくと、少し楽になるかもしれません。学校のように1日にいくつものタイプの違うアクティビティを計画し時間割やチェックリストを用意しておくのもよいでしょう。その時間割・チェックリストを見えるところに貼っておいて、アクティビティが1つ終わるごとに子どもがチェックを入れられるようにすると、子ども自身も楽しめます。
宿題も時間割の中に組み込んで、練習問題を何問解くのか、何時までに終わらせるのかなど説明しておきましょう。宿題の後には、簡単な工作やお絵かきなど創造力を育くむような時間を設けるようにします。天気が良ければランチタイムの食事を早く切り上げて10分だけ外遊びの時間をとったり、子どもが好きなことを好きなだけできる自由時間も与えましょう。
学校に何週間も通わないようなときは、子どもの学習面が心配ごとのひとつになることも。毎日少しずつでも宿題・家庭学習の習慣をつけておけば、勉強が遅れる心配も軽減できます。毎日どの練習問題に取り組み、何時までに終える必要があるかを決めます。仕事が終わったらすぐに時間を取って、子どもと一緒に宿題の答え合わせをしましょう。そうすることで、子どもはその日に自分がしなければならないことを整理して考える方法を学ぶはずです。
子どもがある程度の年齢に達しているなら、お手伝いをしてもらうのもよいでしょう。食洗器に食器を入れる、洗い終わった食器を食器棚にしまう、自分の部屋を片付ける、洗濯物を一緒にたたむなど、簡単な作業を任せれば、子どもを退屈させずに、あなた自身の家事負担も少しだけ軽くなり、子どもと一緒に過ごせる時間が増えます。
たとえば、買い物は週2回・3回程度にしたり、ネットスーパーを活用するなどし、週末におかずも何食分かを作り置きしておくことで、平日に時間を少し節約できます。1時間の昼休憩も、昼食を調理して、子どもに食べさせ、片付けていると時間が足りなくなってしまうことも少なくありません。何食か作り置きしておけば、昼食の準備に慌てることが減ったり、夜に子どもと過ごせる時間を増やすことができます。
子どもがまだお昼寝をする年齢であれば、その時間を有効に使いましょう。集中力を必要とするような仕事を子どもの昼寝中や早朝に済ませておけば、子どものケアで日中に集中を欠いてしまう時間が多少あったときにも、強い罪悪感や後ろめたさを感じずに済み、気持ちが楽になります。
同僚や社外のパートナーと毎日のようにオンラインで連絡を取り合う場合は、ミーティングの時間帯を工夫しましょう。1日の中でもなるべく静かな時間帯に設定し、子どもに会話を遮られてしまうことがないようにします。たとえば、まだ子どもが寝ている早朝や、子どもが遊びや宿題に集中している時間帯に設定するとよいでしょう。
配偶者も在宅勤務をしている場合は、何時間かごとに交代しながら子どもの様子をみるとよいでしょう。一方が仕事に集中している間に、もう一方が子どもと次のアクティビティの準備をしたり、声をかけることで、子どもが「無視されている」と感じることも減り、両親が交互に仕事に集中することが可能になります。
最後にもう一つ重要なのは、ワーク・ライフ・バランスを確保することです。仕事が終わったらパソコンをシャットダウンして、家事や子どもの宿題の確認に時間を割き、家族での団欒やゲームを楽しむなど、子どもとの時間に充てましょう。
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