かつては花粉症やインフルエンザ感染が増える時期以外には見かけることが少なかったビジネスシーンでのマスク着用。転職時などの採用面接では、表情や声から与える印象が特に大切なことから、マスク着用は原則NGとされてきました。
しかし、ウィズコロナ時代のいま、マスクを着けることが生活上の基本マナー、さらには安全衛生に配慮していることを示す上でも大切なビジネスマナーとなっています。そこで増えているのが、転職時の面接ではマスクを着けるべきか外して入室するすべきかという質問です。
この記事では、転職面接でマスクを着用すべきかの判断から、マスク越しでも面接官とコミュニケーションを円滑にするためのコツまで、マスク着用でも転職面接を成功させる6つのヒントを紹介します。
外出自粛が解かれ多くの企業ではオフィスに来客者を受け入れ始めていますが、面接以外にも来訪者にはマスク着用を求め、応対する社員にもマスクを着けさせている会社がほとんどです。面接はビジネスシーンの延長なので具体的なリクエストがなければマスク着用が基本マナーと考えられますが、面接が決まったら事前にキャリアコンサルタントにマスク着用の要否を確認しておきましょう。
入室して面接官との挨拶を済ませたら、冒頭で「このような時期なのでマスクをつけたままお話ししますが、聞き取りにくいなどありましたら仰ってください」と一言添えておくといいでしょう。
マスクを着けた面接では、相手の質問が聞き取りづらかったり、自分の回答を聞き返されることがしばしばあります。ソーシャルディスタンスも加わり相手の真正面に座れず、2メートル前後離れている場合は一段と声が伝わりづらくなります。相手に自分の話が伝わっていないのではと不安になったり、コミュニケーションが円滑に進んでいないことにフラストレーションが湧いてきてしまうこともあるでしょう。2人が互いにマスクを着けていて、真正面を避けて斜めに座っているなどの状況では聞き返されること、聞き返すことは「当たり前」だと割り切って臨めば、聞き返されても不安に感じずに冷静に対応できます。
反対に、面接官からの説明や質問が聞き取れなかったときも、重要なポイントだと感じた場合は躊躇なく、そして丁寧に聞き返しましょう。
例「申し訳ございません。○○○のところの後が聞き取れませんでしたが、大切なポイントかと思いますのでもう一度お話しいただけますか」
マスクで口元がおおわれていると、普段の声さえも独り言を呟いたときほど小さく聞こえてしまいます。自分が話す際には普段よりも大きめの声を心がけましょう。また、声がこもって聞き取りづらくなるため、ただ大きな声を出すだけではなく普段よりもワントーン高めの声を試してみるのもいいでしょう。口を十分に動かして活舌よく、はっきりと話すことも大切です。数字や重要なキーワードは、誤って伝わらないように、2回繰り返す、または回答をラップアップする際に繰り返し強調するといいでしょう。早口の人は、普段よりペースダウンすることを心がけましょう。また、重要なキーワードや強調したい話の前後には一呼吸おくことで、対話相手(面接官)が情報を理解しやすくなります。実際にマスクを着けて練習し、自撮りをして声のこもり方などを確認しておくのも有効です。適切な声のトーン・大きさ、話すスピードを調整しておくことで、面接本番も緊張せずに臨めます。
マスクを着用すると、口の動きや顔全体の表情が読み取りづらいのでアイコンタクトや目をそらすタイミング、ジェスチャーが大切になります。面接官からの説明や質問を聞くときはアイコンタクトを意識しましょう。『聞いて理解する』ことが大事なので、相手の目をみることが基本です。また、アイコンタクトを保ちながら軽くうなづいて理解していることを明示するのも大切です。ただ、マスクで口元がおおわれて目の印象が際立っているため、ただ真剣に話を聞いているだけでも、意図せず退屈しているように見えてしまったり、睨んでいるように見えてしまうこともあるので注意が必要です。
反対に、自分がしゃべるときも相手の目を見て伝えることを意識しましょう。座り姿を整えるだけでなく手指や腕を使って具体的なジェスチャーを加えると、聞き取りづらさを補填できることもあります。普段はアイコンタクトに気恥ずかしさを感じる人も、マスクで顔の半分が隠れていると不思議とアイコンタクトがしやすくなることも。面接だけでなくビジネスシーンやコミュニケーションでもアイコンタクトは有効なので、この機会に慣れるようにしましょう。
ウィズコロナのもと、マスクは対話相手(面接官)に安心感を与えるものになっています。清潔感を示すうえでもマスクは白(あるいはライトブルー)の無地のものを選びましょう。布製の柄物、色のあるものは避けるのが無難です。色や柄が放つ印象のせいであなた自身のプレゼンテーションに影響してしまうほか、普段よりも顔の表情が伝わりづらいので会話のノイズになってしまいかねません。女性は、マスクを着けて顔全体をみたときの眉メイク・アイメイクの印象も確認しておきましょう。プロフェッショナルかつ利発にみえながら、きつくない印象に仕上がっていれば理想的です。
海外から日本への帰国が決まったら、日本での新たな生活に向けて準備を進める必要があります。そんな引っ越しを控えている方のために、スムーズに準備を進めるためのタイムラインに沿った帰国ガイドをご用意しました。 帰国前の準備から帰国後の手続き、生活インフラの手配、ご家族がいる方に向けた幼稚園・保育園・学校探しや入学手続き、日本での仕事開始に向けた準備など、押さえておくべき要点をまとめています。 日本での新たな生活をスタートに向けて、さっそく準備を始めましょう。 ガイドへのアクセスはこちら *ロバート・ウォルターズでは海外から日本へ帰国して働くことを検討している方へキャリアサポートをしています。 海外か
もっと読むグローバリゼーションというメガトレンドに取り残されないためにはどんな力を身につけなくてはならないのか。上司層に共通するこの課題のヒントとして、トップリーダーの資質と求められる3つの「リーダーシップスキル」を紹介します。 トップリーダーになるために必要な資質とは リーダーは「Lead」からきているように、人を導く、指導者であることが求められます。リーダーシップという言葉があるように、職場の部下から信頼を得られるリーダーになるためにはいくつか必要な資質があります。 トップリーダーに共通しているリーダーの資質を紹介します。 1. 意思決定を自分ですることができる 一番基本的であり重要な役割になります
もっと読む販売職は商品を販売するだけではなく、在庫の管理、接客などサービス業としての側面もあるため、求められる能力が多い職業です。 販売職で内定を得るためには他の候補者との差別化をはかることが重要です。今回は販売職への転職を希望している方に向けて、職務経歴書の書き方や自己PRの仕方を解説していきます。 職務経歴書のテンプレート 職務経歴書はインターネットからフォーマットをダウンロードし、パソコンで作成することが可能です。 職務経歴書フォーマット(見本)のダウンロードはこちら もちろん、書店や文具店でも購入することができますが、手書きになってしまうため、職歴が多い方はパソコンで作成したほうがいいでしょう。
もっと読むダイバーシティに富んだグローバルチームの一員になりませんか?当社では、新卒入社の社員から経験豊富なリクルーターまで、個性豊かな社員が活躍しています。