履歴書のサイズはA4?B5?選ぶ際の注意点や文字・写真のサイズ感も解説

いざ履歴書を用意する時、A4とB5どちらのサイズを選べばいいのか悩んでしまうことはありませんか?今回は一般的な履歴書のサイズとそれぞれの特徴について解説。あわせて写真サイズや対応する封筒、印刷時の注意点もご紹介します。
履歴書の一般的なサイズ
履歴書のサイズはA4判とB5判の2種類が一般的です。A4判は開くとA3、B5判は開くとB4サイズにそれぞれ対応しています。企業から特に指定がなければどちらを使っても構いません。企業からサイズの指定がある場合には必ず規定サイズに従うようにしましょう。
履歴書の写真のサイズ
履歴書に貼る写真のサイズは縦36~40mm、横24~30mmが一般的です。履歴書の写真を貼り付ける欄にも記載されています。大きすぎず、小さすぎずを心がけましょう。
履歴書の写真についてはこちらの記事でも紹介しています。
履歴書の封筒サイズについて
履歴書のサイズ | 封筒のサイズ |
A4(A3二つ折り) |
角形2号、角形A4号 |
B5(B4二つ折り) |
角型3号 |
履歴書を郵送する際は、封筒に入れる必要があります。サイズに合った封筒を選んで使いましょう。サイズが違うと履歴書を折らなくてはならず、相手がチェックする際に読みにくくなります。また履歴書を折ることを「マナー違反」だと感じる採用担当者もいるため、なるべく折らなくてもいいサイズに対応する封筒を使いましょう。
履歴書がA4の場合、封筒は角型2号がおすすめです。角型4号でも入りますが、A4サイズがギリギリ入るサイズなので、履歴書以外に送る書類がある場合、注意が必要です。
履歴書がB5の場合、封筒は角型3号を使います。角型2号、角型A4号でも入りますが、履歴書に対してあまり大きすぎる封筒を使うのも不格好です。できれば角型3号を選ぶとスマートに見えます。
履歴書のサイズを決める時のポイント
指定がある場合はそれに従いますが、ない場合はA4とB5、どちらのサイズを選べばいいのでしょうか?サイズを決める時の基準・注意点は以下の通りです。
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記入しなければならないポイント(職歴など)が多い場合はA4
記入しなくてはならないポイントが多い場合はA4サイズの履歴書を選びましょう。
サイズが大きいため、その分スペースが大きくなります。記入したい内容が多い場合、スペースが小さいと字も小さくなり、読みにくくなります。アピールしたい内容がある方、職歴が多い方は、スペースが大きい分書きやすくなるA4を選ぶといいでしょう。
アピール内容や志望動機を充実させることで、前向きな姿勢や熱意を示すこともできます。熱意をアピールしたい方はA4の履歴書を充実した内容に仕上げることをおすすめします。
余白を目立たせたくない場合はB5
社会人経験が浅い人、文章を書くのが苦手な方はB5がおすすめです。サイズが小さい分、文章量が少なくても余白が目立ちにくくなります。無理をしてA4サイズの履歴書を選び、記入されている文章が少ない場合、熱意が足りないとみなされてしまう危険性もあります。アピールできるスキルが足りない場合も、B5サイズを選ぶとよいでしょう。
他の書類とのサイズ感と履歴書を合わせる
履歴書のサイズを選ぶとき、もうひとつ気を付けたいのが、履歴書とともに先方に送る他の書類サイズです。
先方に送る他の書類とは基本的に以下の通りです。ただ転職エージェント経由で受けている場合は、一度エージェントに相談してみるといいでしょう。
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封筒と履歴書のサイズは合わせて、折り曲げずに入るものを選びましょう。また職務経歴書や送付状を送付する場合、履歴書もA4で揃えておくと採用担当者も見やすくなります。
また書類とサイズが違うと管理しにくくなるというデメリットもあります。細やかな気配りの一環としてサイズを揃えておくとよいでしょう。
世の中の傾向から選ぶ
大前提としてA4・B5サイズどちらを選ぶかは好みの問題です。どちらかが正解というものではありません。しかし、どちらかに決めかねるという方は、世の中の傾向から決めてしまうのも1つの手です。
傾向をみてみると、アルバイト・パートの応募ではB5サイズを選び、就職活動の履歴書ではA4サイズを選ぶという方が多いようです。転職活動での使用率は半々くらいと言われていますが、就職活動でA4サイズを使っていた方は転職活動でもA4サイズを使う方が増えているようです。
アルバイト・パートの場合は「希望曜日や希望時間」、「配偶者欄」が充実しているB5が利便性に優れているためよく使われます。また世代が上の方の場合、B5サイズを見慣れており、馴染みがあるというのも、一因として挙げられるでしょう。
一方で、就職活動で使用する場合はA4サイズを選ぶ方が増えています。グローバル化により、ビジネス文書と公的文書をA判で統一する動きがあり、そのため、履歴書についても国際規格であるA4サイズに統一しているところも少なくありません。こうした理由から就活の場だけでなく、転職活動においてもA4を使用する方が増えています。
履歴書を印刷・出力するときの注意点
履歴書をパソコンなどで作成し、印刷・出力する場合は以下の点に注意しましょう。
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自宅にプリンターがある場合、A4やB5で印刷しようと考える方も多いのですが、履歴書を封筒やカバンから取り出す時、2枚に分かれていると崩れてしまうことがあります。できればコンビニなどに行き、A3もしくはB4の用紙に見開き印刷をして1枚にまとめましょう。
自宅で印刷したいからといって、A4に縮小印刷することを考える方もいるかもしれませんが、縮小してしまうと小さく読みづらい書類になってしまうためNGです。他の志望者がA3、B4の履歴書を提出している中、ひとり縮小している履歴書は悪目立ちしてしまいます。多少手間でもきちんと見開き印刷しましょう。
履歴書テンプレートの注意
最近では履歴書を手書きではなく、パソコンで作成して提出できる企業も増えています。パソコンで履歴書を作成する場合、履歴書テンプレートを使用しますが、その時は以下のような点に注意しましょう。
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Wordには履歴書のテンプレートも多く用意されています。基本的には市販の履歴書に近いテンプレートを選ぶのがおすすめです。必要事項がわかりやすくまとめられており、採用担当者も読みやすくなります。個性を出したいと考える方もいるかもしれませんが、見慣れた形式の方が中身を読み込んでもらえますから、一般的な履歴書に近いものを選びましょう。
選考の第一歩は履歴書から!正しいサイズで提出しましょう
一般的に使用される履歴書はA3、B4の2つのサイズがあります。書きたいことが多いか少ないかを判断基準にして選ぶといいでしょう。
書類選考は転職の大切な第一歩です。採用担当者に読みやすく、好印象を抱いてもらえるように履歴書のサイズにも気を配りましょう。
もし他にも履歴書の形式について不安があれば、転職エージェントに依頼するのがおすすめです。履歴書を書く上で覚えておきたいマナーやルールだけでなく、記入する内容についても総合的にアドバイスしてもらえます。転職活動を成功させたい方、気になる方はぜひ検討してみてください。
履歴書の書き方解説(項目ごと)
履歴書の書き方を項目ごとに解説しています。
印鑑の押し間違いがないよう、押印の押し方を確認しましょう
メールアドレスはPCのものを記載するようにしましょう
証明写真を撮る際の服装・髪型・撮影場所を確認しましょう。
学歴の早見表を使って学歴を間違いなく記載しましょう。
職歴欄を書き際の注意すべき点やアピールできる書き方を押さえ、適切に職歴を記載しましょう。
運転免許など代表的な資格は資格取得日もあわせて間違いなく記載しましょう。
扶養家族は企業側が所得税や社会保険料を計算するために必要ですのでしっかり記載しましょう。
履歴書での志望動機は文字数を意識し記載しましょう。
履歴書では自己PRは志望動機と絡めて記載しましょう。
面接時のアイスブレイクで使われる趣味・特技欄もしっかりと記載しましょう。
本人希望欄の書き方を押さえ、記入しましょう。
履歴書を郵送する際の封筒の書き方を確認しておきましょう
履歴書をメールで送る際のマナーと注意点を確認しましょう。
履歴書に添える添え状・送付状の書き方を押さえましょう。
履歴書を書く前に、履歴書のサイズをどれがいいか確認しましょう。
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