グローバル人材の転職を支援する人材紹介会社のロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:ジェレミー・サンプソン)は10月28日、外資系企業と日系グローバル企業の第一線で活躍する371人のホワイトカラー契約・派遣社員にアンケート調査を実施した結果を発表しました。
本調査は、語学力と専門スキルを活かして働くグローバル人材を必要とする企業の経営・人事業務に携わる 方向けに提言を行う目的で実施しました。
仕事を選ぶ際の決め手として、約6割(59%)が「時給が高いこと」を挙げ1位となりました。2位は「スキ ルを習得できること」(32%)、3位は「将来、正社員になれる可能性があるか」(30%)でした。
2019年のコロナ禍前は1位「時給が高いこと」(65%)、2位「勤務地」(49%)、3位「ワークライフバランスの良さ」(30%)でした。前回2019年の調査で2位に入っていた「勤務地」は今回4位となり、わずか29%でした。働き方改革が広がり、契約・派遣社員も勤務地に捉われない働き方をしていると考えられます。
「スキルを習得できること」という項目は、今回の調査では仕事を選ぶ際の決め手の2位に入り、前回2019 年の調査結果より2ランクアップしました。特に年代別の順位を比較すると、20代では1位(59%)、30代では2位(44%)となっており、特に若い世代では重要視されていることがわかります。契約・派遣社員は身に付けているスキルが、より時給などの採用条件に反映されやすいため、好待遇の条件で働くためにも、自身のスキルアップを重要視する社員が多いことが示されています。
契約満了前に途中退職をしたことがあると回答した契約・派遣社員は25%でした。4人に1人が途中退職を経験しています。
途中退職をした理由は、1位「業務内容・プロジェクトに不満があった」(23%)、2位「業務のディレクション(方向性・指示・説明)が不明確だった」、「他の会社から正社員採用の内定が出た」(同率20%)、3位「正社員の同僚となじめなかった」、「給与と業務が見合わなかった」(同率18%)となっています。企業側は普段の業務の中で、コミュニケーションの場を意図的に増やす必要があると言えます。
最後に、離職防止(リテンション)とモチベーションの向上の観点から調査結果を見ていきます。仕事への エンゲージメントとモチベーションを保つために重要視する項目として、1位「インセンティブ報酬(ボーナ ス・昇給)」(52%)、2位「スキル習得の機会・トレーニング」(32%)、3位「管理職との効率的なコミュニケーション(契約更新・業務指示)」(29%)、4位「長期契約」(28%)が上位を占めました。
ここでも収入面に直接絡む、インセンティブが重視されていますが、「スキル習得の機会・トレーニング」も2位に入っており、自身を向上させながら働き続けていきたいという意欲が高いことが示されます。
仕事を選ぶ際の決め手としても「スキルを習得できること」が2位に入っています。企業は優秀な人材の離 職防止とモチベーション向上の観点からも、報酬に加えスキルアップの機会を提供していくことが、ますま す大切になっていくでしょう。
調査期間:2022年7月29日~8月3日
対象:当社に登録のある国内で働く会社員n=371人
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