自分のキャリアプランを見直す4つの質問

自分のキャリアプランを見直す4つの質問

将来設計を立てたり、将来のキャリアを思い描くとき、自分自身のことだからこそ難しいと感じることがしばしばあると思います。ライフステージが変われば、キャリア観や将来設計が変わるもの。数年ごとに自身のキャリア観やスキルに改めて目を向けて、ロードマップを引き直すことが大切だといわれます。この記事では、改めて自分に問いかけたい4つの質問を通じて、キャリアプランを更新する方法を1ステップずつ紹介します。

1.どんな人間になりたい?それはなぜ?

まずはキャリア目標と働く意義を整理します。キャリア観・人生観は人それぞれ。あなたが自分の将来を思い描いたときに頭に浮かぶイメージはどんな人物像ですか?なぜ今の仕事をしているのか、どんなきっかけでこれまでのキャリアステップを進んできたのかを振り返ってみましょう。これまでキャリアに関して決断してきたことと、その決断の原因となった大きな出来事はどんなことでしたか?いまの役割・会社・業界での仕事を楽しんでいますか?必ずしも実務だけが、キャリア決断のきっかけになっているとも限りません。仕事帰りの趣味や職場での人との関わりにも目を向けてみましょう。たとえば、家族や友人のためにパーティーを開くことが好きな人ならば、従業員エンゲージメントのワーキンググループに参加して同僚との絆を深めたり、風通しのいい企業文化の醸成に携わることも成長源のひとつになるかもしれません。

2.いまはどこにいる?

自分の長所・短所、スキルセット・資格、価値観・好き嫌いを洗い出して、現状を把握しましょう。キャリアプラン上では、自分はいまどこにいるのか自問することで認識を新たにしたら、あわせて職務経歴書・ソーシャルメディアのプロフィールも更新しましょう。改めて取り組んでみると、これまで自分自身が持っていたイメージを超える発見もあるでしょう。自分が難なくこなせる業務をリストアップし、信頼できる家族・友人・同僚、またはキャリアコンサルタントにも率直に聞いてみましょう。ここでも、仕事だけを基準にせず、仕事以外に取り組んできたこと・担ってきた責任と、その経験を通じて得てきた知識・スキルを活かせる業務にはどんなものがあるのかも考えてみましょう。

3.どこを目指す?いつまでに到着したい?

キャリア目標と現状を明確に把握できたら、次はキャリアのゴールを定めて、タイムラインを作成しましょう。まずは、定年までの就業年数を逆算して、残り時間を算出します。同じ業界・職種での転職、転居などで場所を移しての転職など、昇進などの直接的なキャリアアップではないオプションも、積極的に検討しましょう。複数の会社・地域を渡り歩くことで、長期的な成長が期待できます。目的地がまだ定まらないという場合も心配の必要はありません。キャリアパスを細かく計画しすぎると逆効果になってしまうケースもあります。勤務先の経営環境や経済の変化、自身のライフステージの移り変わりなど、様々なコンディションの変化に柔軟に対応するのも大切です。変化に応じたり、苦難に直面した経験が、キャリアゴールに向かう糧になることも大いにあります。

4.どうやってゴールに辿り着く?

ゴールまでのキャリアジャーニー(キャリアゴールへの旅路)を計画します。これは、ロードマップを引くのと同じような作業です。いまこの時から、ゴールテープを切る瞬間までに実行できるアクションにはどんなものがありますか?スキルアップのために必要なスキル・経験を特定し、習得するために必要なリソースが揃っているかも確認しましょう。新型コロナウィルス感染拡大のような危機時の後には、長期的な経済復旧のためにスキル習得や就業機会の助成・支援を政府が実施することもあります。活用できる助成・支援があるかも調べてみましょう。

最後に、キャリアの見直しに大切なのは長期的な視点です。日々の仕事では「キャリアゴールに関係ない」と感じる仕事もあるでしょう。先に進んでいないようなもどかしさを感じたときも、自分自身に過度な負担を強いないようにするのも大切なポイントです。時にはひと休みしながら、広い視野を保って、キャリアジャーニーを楽しみましょう。

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