ジェネリック医薬品の市場拡大で変化するヘルスケア(臨床開発)の求人動向

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国の後押しでジェネリック市場活発化

製薬会社の後発薬(ジェネリック医薬品)分野参入が次第に活発化してきました。医療費抑制の観点から国もジェネリックを推進しており、厚生労働省は後発薬の普及率を2018年3月末までに60%以上にすると公表しています。

その状況で、現在臨床開発分野の求人で注目されるのが、臨床開発モニター(CRA)です。ジェネリックは新薬のような臨床を必要としませんが、ジェネリック医薬品の開発を支援するCROが増え、CRAのスキルとして、ジェネリックの認可のために必要となる生物学的同等性試験、安全性試験に関する経験に着目されることが多くなっています。この動きには今後注視しておくべきでしょう。

ジェネリック医薬品への注目は、国の施策のほかにも、いわゆる「ブロックバスター」と呼ばれる生活習慣病を中心とした重要な新薬の特許切れを背景としています。2010年前後に、高脂血症薬「リピトール」をはじめ、糖尿病治療薬「アクトス」等、生活習慣病の新薬の特許切れが相次いでいます。2014年以降も、高血圧症の治療薬「ディオバン」「ブロプレス」などの特許切れを迎えます。

製薬会社の営業利益率の高さを支えていたブロックバスターの特許切れは、国内外の製薬会社の収益性にマイナス要因となっています。新たな収益源として、がんやアルツハイマー、うつなどの疾病の新薬開発とならび、ジェネリック医薬品への取り組みが本格化しているのです。

現在のジェネリックの分野では、武田薬品が後発薬に強みを持つスイスの製薬大手ナイコメッド、ブラジルの中堅製薬会社のマルチラブを買収したことからもわかるように、市場の拡大がグローバルな製薬業界の再編を促している状況です。販路拡大を見込み、インド等の新興国の市場にも注目が集まっています。今後は国境を越えてマーケットがひろがっていく傾向にあるといえるでしょう。

ジェネリックの業務経験のあるCRAに需要

CRAに求められる能力は、薬剤の知識だけではありません。ジェネリックの開発においても、治験と同等の実施計画、進行管理等、医師やCRC(治験コーディネーター)と信頼関係を構築するためのコミュニケーション能力が重要となります。

臨床の業務は、メーカーや医療現場などから上がってくる英語の情報、論文の読解が必須であるため、もともと高い英語力が求められる仕事です。それに加え、業界全体のグローバル化や海外マーケットとの競争激化が進むことを背景に、ジェネリックにおいても国際的な共同開発に携わるCROの増加が予想されます。今後はますます、国際色豊かな人材が求められる状況にあるといえるでしょう。

今後のヘルスケア業界では、看護師や薬剤師といった資格の有無はもちろんのこと、英語力の有無により待遇が大きく変わってくることも予想されます。転職においては、英語でのコミュニケーション能力、薬学など専門分野における英語への理解、英語を用いた業務経験などをきめ細かくアピールしておきたいものです。

なお、具体的なヘルスケアの求人状況などについてはこちらをご参照ください。

 

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