男性育休を取得して

男性育休を取得して

ロバート・ウォルターズ・ジャパンでは男性育児休暇(パタニティリーブ)の取得率が100%に達しています。この制度を活用するなかで、自らの育児参加に対する考えに変化があったと話すシニア マーケティング マネジャーの柳沼茂樹に、育児を通じて広がった自身の価値観とダイバーシティに優れた組織の強みについて聞きました。

Q.日本国内では、「自分が育休を取る」という選択肢や必要性を感じる男性はまだ少ないといいます。男性育児休暇制度を活用しようと思ったきっかけはどんなところにありましたか?

私には子どもが3人います。初めて男性育児休暇制度(パタニティーリーブ)を使ったのは一番上の子が生まれたときでした。はじめて父になり、自分の子どもと対面することを考えたとき、「誕生に立ち会いたい、生まれたばかりの数日を一緒に過ごしたい」、「できる限りのサポートで妻を支えたい」と思いました。最終的にパタニティーリーブの取得を申請する決定打になったのは、上司や同僚が「赤ちゃんが生まれるから、来週はきっとパタニティーリーブだね」とパタニティリーブの活用を勧めてくれたこと。当たり前のことのように扱ってくれた会社と、その社風が取得を後押ししてくれました。

Q. 反対に職場の雰囲気上、取りたくても取りづらいという話も聞きます。取ってみて、取りづらさの実感や「こうあればいいのに」という気づきなどありましたか?反対に、取りづらさがなかったのなら、なぜだったのでしょうか?

男性育児休暇制度があっても、上司・同僚が取っていなければ取りづらさを感じたと思います。子どもが生まれる日は予め日時を決めておくことができないので、そういう条件で産後すぐに1週間不在にするには周囲の理解と協力が欠かせないと思います。一般的に2人目、3人目が生まれるときは、家のことや上の子どもたちのことも妻に代わって夫が引き受けなくてはなりません。休むことに対して周囲の協力が得られなければ、遠方や高齢でも両親・親族に頼るしかないのが一般的な核家族家庭の実情です。私の場合はパタニティーリーブを活用できて、この点でも助かりました。

Q, 日数、タイミングについて: 3回とも産後すぐだったのでしょうか?1週間(5営業日)という日数は丁度いいと感じましたか?

産後2ヵ月以内とされていますが、私は3回とも子どもが生まれた日からパタニティリーブを取りました。母子の入院も産後5日ほどでしたので、1週間という日数も適当だと感じました。もし1ヵ月、数ヵ月などの長期だったなら、業務調整などの準備に時間を要したり経済面の不安もあるなど、取りづらさを感じていたかもしれません。5営業日と比較的短いこと、無給ではなく有給なことも、懸念なく取得しやすい理由のひとつだと思います。なお、ロバート・ウォルターズ・ジャパンでは同姓カップルの出産・育児でもこの制度が適用されています。

Q. 実際に取ってみて良かったことは?

生まれたばかりの子どもと一緒にいられたこと。とても貴い、かけがえのない時間でした。また、妻が入院している間に上の子どもたちのために料理を作り、家事をこなし、一緒に遊び、一緒に寝るーー。そうした時間のおかげで子どもたちとの絆が一層深まったように感じました。男性の育児参加については、その家庭ごとに環境も条件も様々なので一概には言えませんが、私は父親として積極的に育児にかかわりたいと考えています。特に我が家の場合は夫婦共働きなので、協力し合わないと妻に負担が偏ってしまいますので。

Q. 女性の活躍推進について、男性としてどう感じていますか?

優秀な女性も多いので、性別に隔てなく平等に活躍のチャンスがある社会が望ましいと感じていますし、段階的にそれを後押しする環境が広まっている社会を嬉しく思っています。専業主婦・主夫を自ら選択している女性・家庭もありますし、そういう選択肢があっていいと思います。共働き、専業主婦・主夫などのオプションがあり、自ら選べる環境が大切だと思います。

ロバート・ウォルターズ・ジャパンでは、社員の女性比率が4割を超えていますし、管理職の1/3を女性が占めています。男性だけの組織にはなさそうな、女性の価値観・見識がプラスの効果を生んでいる側面もあります。男性にはない視点・発想に刺激を受けることもしばしばあります。女性社員も、反対に男性社員に対して同じように感じているようです。

これまでキャリアアップに積極的な女性、出産を間近に控えた女性、育児中の女性など様々なライフステージで多様なキャリア観を持つ女性部下を持ってきました。上司として、可能な限り柔軟にサポートしたいと思っています。子どもを持つとキャリアでは不利になる、というような思いを抱いて欲しくないので、そうならないための環境づくりに努めています。また、チーム全体にその意識を浸透させることも自分の役割だと捉えています。

似通った価値観の人だけが集まった組織のほうが、束ねるのは容易かもしれません。しかし、発想力と創造性に広がりがなく、打たれ弱い組織でもあると思います。性別だけでなく、国籍、年齢も含めて多様な価値観の人が加われば組織が強くなります。同じ時間に、同じ場所で、同じような人たちが集まって働くという時代ではなくなってきていると思います。だからこそ、一人ひとりが自分の強みを最大限に発揮できる環境づくりが大切です。

Q. 父親になって、ご自身が変わったと感じる部分はありますか?

子どもを持ってみて、子どもを育てるというのがどういうことなのか、初めてわかったように思います。私の両親は父が働いて、母が家庭を担うというスタイルでしたが、私と妻は共働きです。そのためマインドセットを変えるのには苦悩もありました。「サポートする」と決めてはいるものの、父親になった当初は「自分の仕事に集中したい」「自由な時間が欲しい」といった身勝手な本音が頭をよぎることもありました。今では子どものことや家庭ことを効率よく回すコツもつかめ、子どもの成長をより楽しんでいます。

私と同じように子育て中の男性部下もいますが、部下も子どもを持てば生活がガラッと変わり、不安を持つこともあるはずですし、新しい生活に適応するのに時間がかかるかもしれません。そうした部分を理解し、寄り添うことを大切にしています。私の場合は、子どもを持っていなければそうしたチャレンジを心から理解することは難しかったかもしれません。男性が家庭や育児に積極的に参加をすることが働く女性や母親の活躍を後押しすることだと信じています。男性も女性も、子どもを育てながら高いパフォーマンスを維持するためには職場をはじめ周囲の理解とサポートが不可欠です。パートナーの価値観、両親の協力可否、会社の制度、上司の考えなど環境に影響される面も大きいですが、最終的には諦めない姿勢が一番大切だと考えています。そして、そのときどきの状況を柔軟に受け止め、その中で自分にできる工夫と努力を尽くすこと。これには家庭だけでなく、仕事にも通じる部分がありますね。

 

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