"自分の心に従う仕事を見つける"

面接で自分をオープンさらけ出したことが功を奏しました。皆さんにも、そうやって最高の仕事と出会ってもらいたいです

恵まれない職場で6年間も働き続けたRihoは、新天地への転職を望んでいました。転職活動中、さまざまな人材紹介会社から仕事の紹介を受け、それでも仕事が見つかっていなかったことに焦りを感じ始めていました。

そんな時に彼女に仕事を紹介したのが、ロバート・ウォルターズの東京オフィスに勤めるJenifferでした。

「当時、私はビジネスディベロップメントマネジメントをしていました。仕事の内容は営業に近い仕事です。その時の会社は、まだハラスメント等と真剣に向き合う段階にはなく改善する様相はありませんでした。社内に相談できる相手もなく、セラピストに通い始めたこともあり、転職先が決まらないまま退職することにしました」。

こうしてRihoは退職を決意。その後、退職、そして転職活動が始まりました。

「数多くの転職人材紹介会社に登録し、いろいろな仕事を紹介されたが、そのほとんどが、自分が探しているもの、必要としているものではありませんでした。仕事がない期間が長くなればなるほど、履歴書に空白の時間ができることが怖くなり、一刻も早く新しい仕事を見つけたいと思うようになりました」。

そして、JenifferがLinkedInでRihoを見つけたことにより話が動き出します。Jenifferは彼女に高いポテンシャルがあることに気づき、連絡を取りました。

「わあ、ついに私が興味のある仕事がきた！と感じました。Jenifferさんは私が探していた仕事をよく理解してくれていました。彼女のプロフェッショナリズム、有益な洞察力、そして迅速な対応には、最初からとても感銘を受けました。夜遅くでも、私が進行状況を心配して待っていると思ったのでしょう。逐一、状況を報告をしてくれました。彼女の優しさと、私が強く希望する人事で人をサポートする仕事を見つけるという彼女の決意に対し本当に感謝しています」。

Rihoの希望は、営業ではなく人事の仕事に就き、前職では携わらなかった”人をサポートするという”業務をしたいと考えていました。

「他の人材紹介会社からは、面接では職場でのハラスメントのことは言わないようにと言われていたので、面接ではかなりごまかしていました。Jenifferさんにそのことを打ち明けたとき、彼女は純粋に私のことを心配してくれて、嘘をつくようにとは決して言いませんでした」。

「現在の会社の人事部長職の面接では、この正直さがあったからこそ、初めて経験する業界と職種の両方で、深いつながりを持つことができました。このような、仕事に対する情熱で人を採ってくれる会社はめったにありません。Jenifferさんは、とにかく頑張れ！と応援し続けてくれました」。 

「そして、Jenifferさんのおかげで、無事に内定をもらうことができ、本当に嬉しかったです。また、空白期間があったことで前職から給与面で妥協する覚悟もあったが、前職よりもステップアップした上級管理職として転職ができたことについてもJenifferさんにはとても感謝しています。また、現在はシンガポールの上司との関係は良好で、いつか人事担当副社長になるという次の目標を追求するようにと鼓舞をしてもらっています」。

Rihoは転職活動中の人たち、特に女性で転職を検討している人へメッセージを添えました。「自分に合わない仕事に妥協する必要は決してありません。日本の女性は面接で個人的な質問をされることが多いかもしれません。それに答えなければいけないと感じることもあるでしょう。決して、それは正しいわけではなく、面接で大切なことは常にオープンで、自分らしくいることを心がけることです。面接官もあなたを受け入れ、尊重してくれたら、素晴らしい会社に出会えたと実感できるはずです」。

Riho Nishida（仮名）

グローバル食品会社、人事部長