自動車関連、エンジニア需要が高まる

自動車業界では、複数の外資系部品メーカーが日本にテクニカルセンター(エンジニア・センター)を設立する動きがあり、国内における自動車関連のエンジニアの需要が高まっています。新たな拠点設置に伴い、人員の入れ替えだけでなく、増員、ポスト新設による採用も増えている状況です。
日本の基礎研究機関、技術者との連携を求める
自動車部品メーカーのテクニカルセンターの主な事業内容は、製品企画、設計、試作、研究開発、試験等。センターの設置場所として、基礎研究が行われる機関が集積し、関連の優れた研究者や熟達したエンジニアがいる日本には地の利があります。
たとえば、日本で数多くの自動車関連テクニカルセンターが置かれる地域として横浜があります。横浜エリアには、首都圏の都市機能、巨大な市場、工業地帯、多くの研究機関、そして世界とつながる港湾や空港等、アジア拠点を設置するメリットが数多くあります。
その横浜の工業地域で、今最も話題となっていることが、Appleの研究開発拠点設立でしょう。この動きも自動車と無関係ではありません。
Appleは2014年、車載システム「CarPlay」をリリース。現在はカーナビ機能や音楽再生等の機能が中心ですが、今後自動運転等への発展が期待されており、日本拠点設置の目的の一つは、自動車メーカー・部品メーカーとの連携を模索するためともみられています。
自動車業界では、エコカーや自動運転車等の新技術開発が進み、従来自動車とは関連が少なかった企業が業界に参入する流れがあります。新技術によりイノベーションを起こし、新たな市場を作り出すために、日本の開発拠点が重要な役割を示しているといえるでしょう。
新たな拠点設置に伴い、人員の入れ替えだけでなく、増員、ポスト新設による採用も増えている状況です。
自動車部品テクニカルセンターで求められるスキル
自動車部品メーカーが求める技術は、設計・品質保証・生産技術・機械加工、樹脂成型、プレス加工等、多種多様です。最近はソフトウェアの重要性が高まっていることもあり、プログラミング技術を持つエンジニアにも引き合いが強い状況です。
そして、特に評価が高まるのが、これら多くの部署の業務を理解し、新規プロジェクトのリーダーとして他部門と積極的に関わることのできるスキル。自らの専門知識を持ちながらも、多くの技術者を橋渡し役としてプロジェクトをまとめ上げる、マネジメント能力、コミュニケーション能力が高い評価を受けています。
自動車関連のポジションについては、こちらをご覧ください。
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