リモートワーク中のスタッフを管理するコツとは?

働き方改革でも注目を集めた在宅勤務やリモートワーク。最近では従業員に柔軟な働き方としてリモートワークを認める会社が出てきているだけでなく、通勤混雑の回避を目的に奨励されるケースや子育て・介護との両立に活用するケースも増え、ビジネス継続には欠かせないものとなりつつあります。リモートワークの普及にともなって、現場では上司やプロジェクトマネジャーが、リモートワーク中のスタッフを効率的に管理し、生産性を高められるリモートマネジメント(遠隔管理)の重要性が高まっています。
「行動の監視」でなく「成績主義の評価」を
リモートワークでは、「スタッフの行動を監視する」という視点ではなく「達成した業務・パフォーマンスをもとに評価する」という視点が重要です。スタッフが何をしているか、どう仕事を進めているかではなく、アウトプット(成果・実績)を尊重。スタッフとの信頼関係が鍵になります。
対面に代わるコミュニケーション手段を
リモートワークを導入すると、チームメンバー間の連帯感が薄れ、時間とともにコミュニケーションに問題が生じることがあります。その結果、会社への帰属感が薄れることも。そういう場合は、毎週決まった時間にチームが集える対面ミーティングを設けるだけではなく、社内SNSなどのチャットツールやオンライン会議を代わりに利用するのもお勧めです。
上司やプロジェクトマネジャーがスタッフ一人ひとりの進捗をヒアリングすることが重要です。リモートワーク中のスタッフが、自分のパフォーマンスに不安を抱いたり、沈黙をストレスに感じるということも少なくありません。ビデオ通話での進捗確認にも時間を割くことでスタッフに安心感を与え、生産性を最大限に高められるように指導しましょう。
オープンな雰囲気をつくる
「在宅勤務、リモートワークを利用すると不利になる」と感じるスタッフが出ないように配慮しましょう。例えば、配置換えや入社からまだ日の浅いスタッフがいる場合は、上司やチームメンバーが近くにいる環境に比べて、仕事に慣れるまでに本人が苦労することもあります。上司・プロジェクトマネジャーがメンバーからの相談に積極的に耳を傾け、一人ひとりと勤務体制についてオープンに話し合うことで、平等性を保つように配慮することが大切です。
「燃え尽き症候群」に注意する
仕事でのモバイル端末の利用が広がる現代では、仕事と私生活の境界線が曖昧になっています。そのため、リモートワーク中のスタッフの勤務状況やコンディションにも目を配ることが大切です。過労によるストレスがたまると「燃え尽き症候群」と呼ばれる状態になることがあります。注意すべき兆候としては「生産性や作業量が低下する」、「普段とは違う無関心な態度をとる」、「皮肉や不満を言う回数が増える」などが挙げられます。
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