志望動機の書き方・伝え方(例文あり)

志望動機の書き方・伝え方

志望動機は履歴書や職務経歴書に記載するだけでなく、面接の場でも聞かれます。採用する企業側がそれだけ重要としている項目だといえるでしょう。なぜなら、採用担当者にとっては志望動機の内容が、自社の採用ニーズにマッチした人材なのかどうかの見極めポイントになるからです。そのため、自分が考えている志望動機を正しく伝えることができれば、それだけ書類選考や面接において大きな自己アピールにつながります。

では、どのように書けば、どう伝えれば採用担当者にアピールできるのでしょうか。履歴書や職務経歴書における志望動機の書き方と面接での伝え方、気をつけたいポイントについて詳しく解説します。

志望動機は何を伝えればいいのか

志望動機で企業に伝えることは、大きく分けて2つあります。

それは企業への志望動機と、職種への志望動機です。「それは弊社ではなく、競合他社でもいいのではないか」と採用担当者に思われないためにも、あらかじめしっかり企業について調べた上で書くことが大切です。また、志望動機があいまいにならないように注意しましょう。

誰でも言える・誰でも書ける志望動機は避ける

「経営理念に共感しました」「将来性に魅力を感じました」「前職の経験を生かすことができると思いました」というような志望動機では誰にでも言える・書けるような内容です。そのため、「どうせ他社にも同じことを言っているのだろう」と思われて評価を下げる原因になってしまいます。

どのような部分に共感し、それがその企業でないといけない理由は何か?その中で自分はどのようなことをしたくて、どのような経験を活かすことができ、自分を採用することで企業側にどのようなメリットがあるのか。前述の通り、企業が求める人材と、自分のやりたいことのマッチングを図るために志望動機があるということを意識して考えてみるといいでしょう。

説得力を感じさせる志望動機を書くためのポイントは、少しでも企業との接点を多く持つことです。企業のホームページや求人広告をよく読むだけでなく、実際にその会社の商品やサービスを試してみたり、同業他社と比較をしてみましょう。キャンペーンやイベントなどでその企業の社員と触れ合えるチャンスがあれば、それを積極的に利用するのもひとつの方法です。

履歴書の志望動機の書き方

それでは、履歴書で採用担当者に強くアピールできる志望動機の書き方を具体的に説明しましょう。

魅力を感じた点を考え、自分独自のものにする

企業への志望動機を書くために着目すべきポイントには、その企業の理念や事業内容、実績、サービスなどさまざまなものがあります。まずはそれらのどこに魅力を感じたのかについて述べるとよいでしょう。ただし、企業の魅力を語るだけでは充分ではありません。なぜなら、それらの魅力は自分だけでなく、ほかの人もまた同じように感じていることが想定されるからです。ただ、志望する企業の魅力を語るだけでは、ほかの人と同じような志望動機になってしまいます。そうではなく、どうすればあなた独自の志望動機になるかを考えましょう。

職種の志望動機は自分がやりたいことと前職とマッチしていることをアピール

また、職種への志望動機を書く際には、「その職種が自分のやりたい領域であること」「前職で培ったスキルとマッチしていること」をアピールしましょう。そのうえで「自分のスキルをさらに広げられること」を説明し、「そのスキルがあれば御社の利益に貢献できる」ということを伝えることが大切です。

志望動機をキャリアプラン・実績と結び付ける

自分独自の志望動機にするために、企業への志望動機と職種への志望動機を自分自身の経験や実績、キャリアプランと結びつけ、自分なりにまとめましょう。自分の将来のキャリアプランにとって重要だと感じることを、自分がこれまで身につけてきた経験やスキルについて考えます。さらに、「なぜそれが自分にとって大切なのか」ということを深く掘り下げていきましょう。そうして、考えたキャリアプランや経験、スキルがどのようにその企業の魅力とつながるのかを考えるのです。

テンプレートのような志望動機にならないように注意

自分自身のキャリアプランや経験に対する堀り下げを行わないと、ほかの人と変わらない、まるでテンプレートのような志望動機になってしまいます。志望動機を書く際は、「どうやって他の志望者たちと差別化できるのか」というポイントを忘れないようにしましょう。

他の候補者との差別化ができているか不安な方は転職エージェントに相談することもできる

もし自分で志望動機を考え書類提出をし、スキル等は問題ないにも関わらず書類で落ちてしまう場合、自分の伝えたいことがうまく伝わっていない可能性があります。そのような場合は、一度転職エージェントに志望動機の書き方を相談してみるといいでしょう。転職エージェントは何人も履歴書を見てきているため、適切なアドバイスをもらうことができるでしょう。

未経験・第二新卒の場合の志望動機の書き方

未経験であっても活かせるスキルは志望動機にからめる

未経験や第二新卒の場合、なぜその会社やその職種を志望するのかといったことを書くのは基本です。それ以外に、たとえ未経験であっても自分の活かせるスキルがあるということをアピールしましょう。未経験というハンディキャップはあるものの、それでもなお自分を採用すべきだという理由を明確に提示しなければなりません。その仕事に就くためにどのような努力をしているかということも重要です。また、これまでに経験してきた異職種での経験、学生生活などの仕事以外の場で身につけた知識をどのように応募する職種で活かせるのか、しっかりアピールすることが大切です。

未経験・第二新卒の志望動機例

たとえば、「学生時代から現在まで、個人的な趣味でプログラミングをしてきました。現在はインターネット系の広告代理店に在籍し、企画営業を3年間経験しています。現在の職場では社会人としての基礎的なスキルを一通り身につけることができました。しかし、今後の自分のキャリアについて考えた際、やはり好きなプログラミングを仕事にしたいと思い、転職活動をしています。ソフトの開発はもちろんのこと、広告営業を通して身につけたWebマーケティングの知見も活かすことができると思います」というように、過去の経験やこれまでの実績を新しい職種にどう活かせるのかを具体的に説明するようにしましょう。

また上記の専門職の場合、どういったことがどの程度できるのかを説明することもポイントになります。

転職の場合の志望動機の書き方

経験者として同業他社に転職する場合には、「今の会社ではできないことが応募先企業ではできること」「より裁量をもった仕事ができること」をアピールしましょう。「仕事の領域を広げ、新しいチャレンジができる」等、転職がキャリアプランの実現につながることを採用担当者に印象付けることが大切です。

ただ気を付けておきたい点として、採用担当者は「なぜ、以前の会社ではそれらができなかったのか」という疑問をもつことが多いということです。そういった問いに対して、あらかじめ明確な答えを用意しておきましょう。

専門用語はなるべく使わない

同業他社に転職する場合に気をつけるべきポイントは、たとえ志望先が同業界であっても、志望動機を見るのは人事担当者の場合もあるということです。その担当者が専門知識に精通しているとは限らないので、できるだけ専門用語は使わないようにしましょう。また、いくら同じ職種であっても、「企業によって仕事内容や進め方が同じだとは限らない」ということも胸に刻んでおいたほうが賢明です。

履歴書の志望動機の例文

履歴書の志望動機について、いくつか例文をご紹介しましょう。

営業職の方の志望動機例

たとえば、営業職であれば「貴社が着目している○○領域の××という部分に、私も以前から強い関心を抱いていました。また、こちらの職種については○○といった業務を担当できるのではないかと思い、応募しました。貴社のターゲットは現職のサービスのターゲットとは異なりますが、同じB to C領域です。そのため、私の経験は貴社でも活かすことができ、売り上げに貢献できると自負しています」というようにするとよいでしょう。

営業経験者が営業職に応募した場合の志望動機

これまで営業職だった人が同じ職種で転職するとき、志望動機には営業の実績が求められます。そして、実績にかかわる記述はなるべく具体的な数字で表すようにしましょう。以下、法人営業への転職をする際の志望動機例文です。

  • 志望動機例文

私は自分の営業経験を活かせると考え、貴社に志望しました。私は前の会社で新規開拓業務に取り組んでいました。まったくのゼロから、製造業をターゲットとした生産管理システムを提案する仕事です。根気強く顧客とコミュニケーションをとり続けたことで、開始から1年で大手工場のリニューアル案件を獲得でき、合計で1億円の売上につなげられました。そして、今度はより幅広くシステム販売に関わりたいという欲求が生まれ、様々な商材を展開している貴社に興味を持つようになりました。自分のマーケティング能力と根気は必ず、貴社でも戦力になれると信じています。

  • 書くポイント

経験者が営業職への転職を目指すとき、志望動機では簡単に現職を説明しておきましょう。採用担当者は志望者がどんな業界で何をしてきたのかを知りたがっています。可能なら、志望者の現職と転職希望先の接点を書いておくと即戦力としてのアピールにつながります。そして、実績は正確な数字で伝えましょう。営業職の能力は会社にどれだけ利益をもたらせたかで判断されます。多くの売上を挙げただけでなく、詳細に内訳を覚えていると面接で詳細を聞かれたときに役立つでしょう。

そして、現職の経験を転職後にどう応用できるかを主張しましょう。一見、関連性の薄い業界からの志望者でも、動機に説得力があれば担当者の記憶に刻まれます。さらに、転職後のビジョンを示すうえでの、活かせる能力の有無は重要です。

営業経験者が別業界の営業職に応募した場合の志望動機

専門性が高い企業への転職だと、志望動機にもさらなる工夫が必要です。以下、総合代理店の営業職を志望する際の志望動機例文です。

  • 志望動機例文

私はこれまでWeb広告の営業職に就いてきました。中でも、自ら資料を作成して顧客にサービスをプレゼンする業務が得意です。新規顧客獲得件数が社内で年間1位となったこともあり、適性のある仕事だと自負しています。しかし、顧客から映像を使った広告や、マスメディアとの提携などを要望される機会が増え、現職では応じることができないと感じるようになりました。また、自分でもより幅広いジャンルの広告に関わりたいと考えるようになっていたのも事実です。総合代理店である貴社では、自分の経験を活かしながら願いを叶えられると思い志望いたしました。総合代理店の中でも貴社は特にWebについて力を入れているというのも大きな理由です。

  • 書くポイント

総合代理店のように、深い知識が求められる業種では「志望の必然性」を問われます。ほかの業種では何が実現できず、総合代理店だからこそどんなやりがいを持てるのか、志望動機で詳細に説明しましょう。このとき、ほかの企業にもあてはまるような動機は厳禁です。曖昧な書き方になるほど、採用担当者は「では、どうして当社でないといけないのか」と疑問を抱きます。志望先の経営理念や実績を挙げながら、自分がいかに強く入社を願っているのかをアピールしましょう。

また、総合代理店で活かせるスキルも明確にします。専門性の高い業種では、まったく接点のない分野からの転職が困難です。入社後、自分が戦力になれることを採用過程で実証しなければいけません。現職で成し遂げたことはできるだけ具体的に書き、それが志望先の業務とどうつながるかまで理論立てて書きましょう。

一般事務職の志望動機例

一般事務の場合、どうしても志望理由がほかの志望者たちと被ってしまいがちです。そのため、「これまで派遣社員としてさまざまな会社で事務を担当してきました。ワードやエクセルといったPCスキルを積むだけでなく、どうたらより効率よく仕事の効果をあげられるかを考え、行動することをモットーとしてきました。これまで勤務したどの会社でも高い評価をいただきましたが、どうしても派遣社員では任される業務の範囲が限られてしまいます。自分自身のキャリアを考えた場合、自ら課題を発見して取り組んでいくような、より責任ある業務を任されたいという思いがあり、貴社を志望しました」と、自身のスキルとキャリアがいかに志望する企業とマッチするかをアピールするとよいでしょう

事務職経験者が事務職に応募した場合の志望動機例

すでに事務職を経験している人であれば、志望動機欄で能力をアピールしましょう。履歴書では、できるだけ具体的にどうして自分が戦力になると考えるのかを説明することが肝心です。以下、IT系の事務経験者が書くことを想定した志望動機の例文です。

  • 志望動機例文

私は以前の会社で5年間事務職をしていました。その間、ワード、エクセルの操作や電話対応といった基本的な業務は修得しました。また、貴社の提供しているサービスは私も利用してきました。そのため、貴社の事業内容も理解できていると自負しており、志望させていただきました。入社後も即戦力として働けるはずです。営業支援というポジションは初めてですが、これまでも営業の方の手伝いを任させることはありましたので、そういった経験を駆使してすぐに業務を覚えます。並行して、教本を読み入社後の業務に備えています。

  • 書くポイント

経験者の書く志望動機では、「即戦力」が大きなキーワードとなります。やはり採用担当者が中途採用者を雇おうとするとき、入社してどれくらいで仕事を覚えてくれるかは大きな判断基準となりえるでしょう。経験者には入社後、先輩社員が一から業務を教えなくていい強みがあります。また、今まで培ってきたスキルを駆使すれば、転職先の業務を改善もできるでしょう。

ただ、環境が変わればどうしてもすぐには対応できない業務も出てきます。そこで、志望動機の時点で「勉強中」であることをはっきり伝えておきましょう。自ら学ぶ姿勢をアピールすることで、採用担当者に未経験な部分があることを自然と伝えることができますし、勉強中ということであれば好印象を与えることができるかもしれません。また、何も勉強してこなかった人材と比べ、入社後の引継ぎ作業も速やかになるのもメリットです。「本で勉強している」「経験者に教えてもらっている」など、できるようになるための努力を惜しまず続けていると伝えるのは効果的でしょう。

事務未経験者が事務職に応募した場合の志望動機例

未経験者でも、履歴書を使って自己PRすることは可能です。業種によっては未経験者も歓迎しているため、現時点ではスキルが不足していても、やる気や熱意は満ちていることを示しましょう。以下、IT系の事務職に未経験者が応募する場合の志望動機の例文です。

  • 志望動機例文

貴社の提供しているソフトウェアは自分でも利用しており、使い心地の良さを実感していました。そのため、こんな商品を開発している企業で働きたいと思うようになりました。事務職の経験はありませんが、オフィスをはじめとするパソコンの基礎的なスキルは備わっています。資料作成や売上入力といった事務作業は問題なく行えます。特に、資料作成の実力は前の会社でも高く評価されており、大切なコンペで使う100名分の冊子作りも任されたことがありました。コンペには受かり、部署の年間売上目標達成に貢献できました。こうした経験は必ず、貴社でも発揮できると自負しています。

  • 書くポイント

未経験者の志望動機では、経験の代わりにスキルをアピールしましょう。就いたことがない職種でも、自分が活躍できると証明できるスキルを具体的に記すことが大切です。たとえば、事務職ではMicrosoft オフィスの基本的な操作が求められます。また、社内システムの入力作業も日常的に任されます。これまでの仕事で覚えた関連スキルがあれば、志望動機に書き連ねることが大事です。

ただし、いくらスキルをアピールしても本人による主観的な評価になる恐れがあります。採用担当者を納得させるためには具体的なデータを挙げましょう。自分のこなしてきた仕事量を数字によって表現するのがコツです。また、自分がその仕事をしたことで、会社にどのような利益があったのかまで数値化できれば採用担当者の印象に残ります。オフィスの資格を取得していれば、履歴書の資格部分に書いておくのもポイントです。

エンジニアなどの専門職の志望動機例

エンジニアのような専門職であれば「大学卒業後、○○関連のメーカーで設計に携わってきました。その中で、ただクライアントの要望に応えるだけではなく、より川上にいる会社に転職したいと考えるようになりました。そうした会社であればこれまでの開発経験を活かせるのはもちろんのこと、○○以外の製品の開発にもチャレンジできるのではないかと考えたからです。御社は業界大手でありながら、若手にも積極的に裁量を与えるという自由な社風だとうかがっています。今までの経験を活かし、開発者として御社に貢献できると思い志望いたしました」と自分の経験やキャリアプランを積極的にアピールするのがおすすめです。

面接で志望動機はどう答える?

転職活動の際、面接ではほとんどのケースで志望動機が聞かれます。そのため、「なぜその企業への転職を希望するのか」ということをしっかりと説明できるようにしておくことが大切です。志望動機は、履歴書で書ききれなかった自己アピールをするチャンスといえます。「なぜそう思ったのか」「なぜそう行動したのか」といった面接官の興味を引き起こし、「そこから質問されて話が広がる」というのが理想的な形です。

逆にいえば、面接官の興味を引き起こせないような志望動機では「どこの会社でも同じことを言っている」といった印象を与えてしまいます。面接官に興味を抱いてもらえるよう、具体的な経験に基づく志望動機をあらかじめ考えておきましょう。

志望動機は何を伝えればいいのか

志望動機を述べる際には、いくつかの気をつけておくべきポイントがあります。

履歴書と全く同じことは言わない

まず、挙げられるのは「履歴書とまったく同じことを言わない」ということです。書いた文章と話す内容は違います。面接の際に履歴書に書いたことと同じことを言おうとすると、話す文章としては不自然なものになりがちです。そうすると、結果として何が言いたいかが分からなくなってしまうことがあるのです。

論理的に話す

また、面接の場ではできる限り論理的に話すようにしましょう。そのためには、最初に結論から話を始めるのがおすすめです。たとえば、志望動機がいくつかある場合には、「志望した理由は○点あります。1つ目の理由は…」というように順番に述べていくよう気をつけましょう。

しかし、面接官は志望動機にロジックやスマートさを求めているわけではありません。それよりも重要なのは、どれだけの熱意があるかということです。熱意を感じられない志望動機としては、テンプレ通りの回答が挙げられます。そのような回答は「別に当社でなくてもいいのだろう」と面接官に悪い印象を与えてしまうので注意が必要です。

自分の経験と合わせて志望動機にすると説得力が増す

「その会社でなくてはならない」といったことが面接官に伝わるような志望動機にするには、しっかりと企業研究しておくことが大切です。そのうえで、自分の経験と重ねながら志望動機を述べると説得力が増します。

なぜなら、面接官が志望動機を重要視するのは、採用後に長く勤めてくれるような人材かどうかを見極めたいからです。そのような人材だと思ってもらうためにも、会社に対する熱意を上手にアピールできるようにしましょう。

退職理由も志望動機につなげる

退職理由は、転職活動をしている側としてはあまり答えたくない事柄かもしれません。しかし、採用する企業側からしてみれば、どうしても確認しておきたい事柄だといえるでしょう。とりわけ多く聞かれるのは、「なぜ退職しようと思ったのですか」という質問や「それは現在の会社でもできませんか」という質問です。このような質問をされた場合には、ついネガティブな回答を答えてしまいがちです。しかし、それでは面接官に悪い印象を抱かせてしまうでしょう。

ネガティブな理由もポジティブに言い換える

そうした場合の対策として、ポジティブな退職理由をあらかじめ考えておくことが大切です。もちろん、事実をねじ曲げてまでポジティブな回答をする必要はありません。重要なことはどういった印象を与えられるかということ。「退職理由がネガティブな印象を与えるか」「ポジティブな印象を与えるか」は、表現次第だということです。

たとえば、現職で人間関係に悩んでいる場合には、「新しい仕事先で周囲と協調することで、より大きな目標に取り組みたい」と言えばポジティブな印象を与えることができます。また、仕事内容に不満がある場合は、「現職よりもステップアップして正当に評価されたい」「幅広い業務を行いたい」と言えば積極的な姿勢をアピールできるでしょう。

面接での未経験・第二新卒の場合の志望動機

未経験や第二新卒の場合、志望動機では熱意よりも具体的な理由について述べることが大切です。面接では「あなたを採用するとどんなメリットがありますか」というような質問が多くされます。そういった質問にしっかりと答えられるように準備しておきましょう。たとえば、未経験なのに転職を希望する理由としては、その企業の商品やサービスに関心があるといったことのほか、経営理念や仕事内容、事業の将来性などさまざまな観点があります。その企業のホームページや求人広告などをよく読み、志望動機を明確にしていきましょう。

意欲だけではなく努力も伝える

また、ただ単に意欲を伝えるだけではなく、未経験であることを補うために「どのようなことをしているのか」をアピールすることも大切です。セミナーやスクールのほか、通信講座などで自主的に学んでいる人は、そのことを志望動機と絡めて述べるようにしましょう。「書籍を読んで学んでいる」といったことでもアピールしましょう。未経験者の場合、学んでいる姿勢そのものがアピールポイントとなります。

ただ、ITスキルの場合、本を読んだだけでは実際に使えません。実際に何ができるのかということまで話せるようにしましょう。

転職面接における志望動機

キャリアプランを聞くことで面接官は企業との相性をチェックしている

転職活動での面接では、しばしば将来のキャリアプランについて尋ねられます。面接官がキャリアプランについて尋ねる理由としてまず挙げられるのは、企業との相性です。転職後、仕事内容とのミスマッチがあれば早期退職につながりかねません。受け入れる企業側としては、そうしたリスクを少しでも抑えたいという気持ちがあるのです。

そのほか、面接官はキャリアプランについて尋ねることで、応募者がその企業についてどれだけ深く理解しているかを知ることができます。もしもキャリアプランが明らかにその企業の配属制度や昇進制度から逸脱している場合、会社のことを深く理解していないと判断されても仕方ありません。そのようなことのないよう、ホームページや求人広告をしっかり読んでおくことが大切です。

キャリアプランを聞かれたら志望動機と絡めてアピールにつなげる

応募者側としては、キャリアプランについて尋ねられた場合には、そのことと志望動機を上手に組み合わせることが自己アピールへとつながるでしょう。その際には、最初に最終的な目標を述べることです。まず、結論から述べるのは、キャリアプランに限らずどんな場合でも意識するべきポイントです。また、最終的な目標はあくまでもその会社の体制や状況に沿ったものにしましょう。「5年後に世界一の企業にします」というような非現実なことをいうと、面接官から熱意を疑われてしまう可能性があります。

達成したい目標を述べたら、そのためにどんな経験をしたいかを述べるとよいでしょう。この場合も、その企業の体制や状況に沿った発言をすることが大切です。どの部署に入り、どんな業務に携わりたいかをアピールしましょう。

転職面接における志望動機を話す時間の目安

志望動機は2~3分を目安に長く話しすぎない

志望動機が自己アピールにつながるとはいえ、転職面接では志望動機を聞かれてもあまり長く話しすぎないことも大切です。なぜなら、あまり一度にたくさんのことを述べると、本当にアピールしたいポイントがぼやけてしまうからです。また、もしも面接官の側で何か引っかかったことがあれば「この部分を具体的にお願いします」という質問があるはずです。あまり長く話しすぎるのは、聞く側にとっても負担になるということを忘れてはなりません。そういった気遣いもマナーのうちだということを覚えておきましょう。

志望動機を述べる適切な時間の目安は、およそ2~3分です。その程度の長さがあれば、伝えたい内容をしっかり伝えることができます。さらに、ほとんどの場合、一人における面接の持ち時間は決まっています。志望動機にあまり長い時間をかけてしまうと、他の質問をされなくなってしまう可能性があるということです。志望動機しかアピールできなかったということになれば、面接においてかなり不利な状況になるといえるでしょう。

二次面接・最終面接での志望動機

最終面接だからと言って内容を変える必要はない

基本的には、二次面接や最終面接で志望動機を尋ねられた場合には、一次面接のときとそれほど変わらない回答をして問題ありません。そもそも一次面接での回答や態度が評価されて二次面接や最終面接にいたっているのですし、一次面接のときと二次面接や最終面接での面接官が同じ人だとは限らないからです。また、2回目や3回目の質問であったとしても、省略する必要はありません。

一次面接の内容を踏まえて志望動機に活かすこともできる

しかし、一次面接で面接官から知り得た情報を、二次面接や最終面接での志望動機に役に立てるようにするとよりベターです。通常の志望動機に加え、「一次面接での面接官の方の言葉を聞いて、ますます御社への志望動機が増しました」といったことを伝えられれば、発言内容がより深いものとなりますし、より熱意が伝わることでしょう。そのためには、一次面接での逆質問の時間がとても重要です。一次面接の場では、通過以降の面接に備え、次の面接で生かせるような回答を得られる質問をするよう心がけましょう。

こんな志望動機はNG!企業が敬遠する人材とは

給与や勤務地を志望動機にするのはNG

企業が書類選考で志望者を見送るとき、履歴書の志望動機が決め手になっていることもあります。志望動機として厳禁なのは「労働条件」だけに特化した文章です。たとえば、「給料がいい」「勤務地が近い」といった要素は、企業の仕事内容と関係がありません。担当者からすれば、業務に関係なく楽に働ければいいと書いているように見えてしまいます。

スカウトされてもそのことを志望動機にしない

転職エージェントや企業からから「スカウトされた」「勧められた」などの志望動機も避けましょう。あまりにも受動的で、本人の強い意思が見えてきません。スカウトされたからと言っても自分で応募したわけですから何らかの志望動機はあるはずです。しっかりと自分の考えをまとめたうえで面接に臨むようにしましょう。

どこでも使える志望動機は避ける

一見好印象に思える動機が「自分の夢へと近づくため」です。この書き方だと転職が夢への通過点だと読み取れます。将来的にまた退職する可能性があるため、長期的に働いてほしいポジションであったり、採用担当者からの受けはよくないでしょう。志望動機の「使いまわし」もやめましょう。どこでも使える文章は具体性を欠き、採用担当者の心にも残らないからです。特に、競合先にもあてはまる文章を並べた志望動機は評価を悪くしかねません。そのほか、「リサーチ不足」も致命的です。志望先について的外れな内容があると、真剣さを疑われてしまいます。

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