財務分析に強みを持つFP&Aに高い評価

幅広い業種で予算を編成し投資を判断するために、財務諸表の分析能力が高いアカウンティングやFP&A(ファイナンシャルプランニング&アナリスト)の経験を積んだ人への需要が高まっています。
業務の特質に合わせたファイナンス知識を提供
財務・会計担当者に求められることは、それぞれの業種のビジネスモデル、会計上の特質を知り、FP&A(ファイナンシャルプランニング&アナリスト)として経営戦略に直接関与するスキルです。そのため、それぞれの業界における財務的特質を理解する必要があります。
例えば、人材需要が高まっている医薬品業界では、多額の研究開発費を投入して新薬開発を行い、特許を取得するビジネスモデルが一般的です。
その後の製造費などの費用は比較的低いため、この時点で研究開発費を回収し、収益を生み出すことを期待して投資がなされます。また、特許は無形資産として資産計上されることも、会計業務として特殊性があります。
また小売では、仕入による粗利、粗利益率の計算はもちろん、キャッシュフローの確保のための在庫状況の的確な把握、広告宣伝費や人件費等の按分を正確に行った原価計算で、固定費と変動費、損益分岐点を正確に割り出す必要があります。
小売の会計の高度化は、仕入先や従業員、顧客のグローバル化でさらに重要性を増している状況にあるといえるでしょう。
CFO(最高財務責任者)としての採用も外資系企業に多く見られる形態であり、財務の専門家には、大きなキャリアアップのチャンスがあります。
幅広い業種で予算を編成し投資を判断するために、財務諸表の分析能力が高いアカウンティングやFP&A(ファイナンシャルプランニング&アナリスト)の経験を積んだ人への需要が高まっています。
FP&Aを行う財務・経理担当者に求められるスキル
経理・財務関連の人材では、簿記・会計のスキルのほか、管理会計や経営分析、ファイナンスのスキルがより高いポジションを得るために重要な役割を持っています。
また、監査法人に勤務する会計士による、一般企業への転職が大きな流れとしてあります。監査法人で財務諸表に関する監査、実地棚卸などの経験を積んだ人材、また会計・財務のコンサルティング業務を経験した人材の評価は高くなります。
また、グローバル化において、会計業務も国際化しています。IFRSやUS-GAAPなどの国際会計基準のスキル、また外国語のスキルもますます重要性を増しています。
外資系企業、また外国進出企業では、とくに米国会計士やMBAの資格・学位保持者、バイリンガルの会計専門家への注目は高まるでしょう。
なお、経理・財務(財務会計)の求人状況はこちらをご参照ください。
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