エネルギー業界の転職トレンド

エネルギー業界の転職トレンド

ロバート・ウォルターズ・ジャパン
インダストリー部門
エネルギー/インフラチーム マネジャー

ケリ・チェン

2009年の制度開始時から太陽光発電の余剰電力を売電してきた世帯の契約が19年度末に終了することもあり、エネルギー分野での求人、採用の中心は太陽光以外の再生可能エネルギー、蓄電、従来型エネルギーの領域へとシフトしています。
再生可能エネルギーの主力電源化を受けて、外資系企業の日本の洋上風力発電への新規参入が相次いでおり、日本企業との提携が見込まれる外資系企業も出ています。洋上風力発電では日本市場に詳しい専門人材の採用が2019年も増えています。2018年はエネルギー分野の中途採用の大部分を技術者の採用が占めましたが、2019年は前述の外資参入の流れのもと営業人材の採用が活発です。

水素燃料、蓄電、電力小売の領域でも人材需要が伸びています。特に再生可能エネルギーの余剰分を水素に変える(または蓄電する)工程に携わる技術者、新規顧客開拓、営業を担う人材を巡っては、採用活動が緩やかに増えています。再生可能エネルギーの領域では、前出の洋上風力発電のほかにも外資系企業の新規参入が多く見られ、各社は経験豊富な中堅〜シニアレベルのプロフェッショナルを求めています。事業拡大を担う開発担当者と発電施設の管理・修繕を担う技術者の求人が特に増えています。日本語と英語を扱える電気エンジニアの需要は今後も高止まりが予想されるなか、日本語と英語が扱えるバイリンガルで電気主任技術者資格(2級以上)と太陽光発電などエネルギー業界の実務経験をあわせ持つ候補者の引き合いは今後も強まるでしょう。

こうした市場背景を受け、優秀な候補者を確保する際には競争力のある給与・ボーナス額が提示されています。2018年中にも経験の豊かな管理職が、前職に比べ30%以上の給与アップを受けて採用されたというケースもありました。また海外拠点でのプロジェクト、最新技術、新しい領域に携われることも転職を決断する際の新たな魅力として注目を集めています。

エネルギー業界の給与相場

カントリーマネジャー/マネジングディレクター
給与(年俸の参考相場):1,600 – 3,000万円

プレジデント/ CEO
給与(年俸の参考相場):1,800 - 3,500万円

マーケティングディレクター
給与(年俸の参考相場):1,200 - 2,000万円

マーケティングマネジャー
給与(年俸の参考相場):800 - 1,500万円

セールスディレクター
給与(年俸の参考相場):1,300 - 2,000万円

プロジェクトマネジャー
給与(年俸の参考相場):1,000 - 1,600万円

フィールドサービスエンジニア
給与(年俸の参考相場):500 –900万円

ビジネスデベロップメントマネジャー
給与(年俸の参考相場):1,200 - 1,800万円

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